この記事の3行まとめ
- 「Unity 6.5」ベータ版(6000.5.0b1)、2026年3月26日(現地時間)にリリース
- ビルトインレンダーパイプラインのコンポーネント非推奨化、URP・HDRPの改善、レガシーなAPIの廃止・削除などが実施
- 「DOTS」に含まれるパッケージ「Entities」で使用できるAPI「TransformRef」なども追加
Unity Technologiesは2026年3月26日(現地時間)、Unityの次期バージョン「Unity 6.5」のベータ版(6000.5.0b1)をリリースしました。
本バージョンはUnity Hubより無料でインストールできます。
(画像はUnity Discussionsより引用)
今回のリリースでは、ビルトインレンダーパイプラインの非推奨化・廃止に向けた動きとして、Lens FlareやLight Probe Proxy Volume(LPPV)といったコンポーネント群や、Graphics.DrawMesh系メソッドのうちLPPVを因数に持つシグネチャの非推奨化などが実施。
また、Universal Render Pipeline(URP)のモバイル向けレンダリング機能の最適化や、High Definition Render Pipeline (HDRP)のパフォーマンス向上やデバック機能に関する改善などが行われました。
URPはデフォルトでRender Graphで動作するようになり、useNativeRenderPassが非推奨化されたほか、Render Graphのデバッグや最適化に役立つ内部処理可視化ツール「Render Graph Viewer」などが強化されています。
また、Unityの古いバージョンから搭載されてきたレガシーなAPIの廃止や非推奨化が実施。
Component.rigidbody、Component.cameraといった特定のコンポーネントにアクセスするためのプロパティが削除されたほか、GameObject.active、GameObject.activeなどGameObjectに関するメソッドやプロパティの廃止などが行われています。
Entity Component System(ECS)関連機能としては、データ指向型パッケージ群「DOTS」の一部として提供されている「Entities」における新たなAPI「TransformRef」が実装されています。
ECSとは、実装単位をIDとなる「Entity」、データ構造を定義する「Component」、Component同士の振る舞いを定義する「System」に分離する設計手法で、並列処理の活用により大量のオブジェクトを高速に処理できるといった特徴を持っています。
「Entities」は、そのECSに基づいた開発をUnityで可能とする公式パッケージです。
「TransformRef」は、GameObjectとECSの連携を実現する上で有効に作用するAPIとされています。
(画像は「DOTS」公式ページより引用)
そのほか、テクスチャアトラスの使用状況をリアルタイムで可視化する2Dプロファイラーや、iOSデバイスの過熱状態に応じてフレームレートを調整できる最適化機能が実装されるなど、多くのアップデートが施されています。
アップデート内容の詳細はリリースノートをご確認ください。
「Unity 6.5 Beta」リリースノート「Unity 6.5 Beta is now available」Unity Discussions