この記事の3行まとめ
- 2025年12月11日(現地時間)、Unity Technologiesが「Unity 6.4 Beta(6000.4.0b1)」をリリース
- Web向けビルドのパフォーマンスを強化する「Burst Compiler」やボイス利用のスクリプティングAPIが追加
- その他、不具合修正や機能改善が実施されている
Unity Technologiesは2025年12月11日(現地時間)、次期バージョンのベータ版となる「Unity 6.4 Beta(6000.4.0b1)」をリリースしました。
Unity 6.4 Betaは、Unity Hubより無料でインストールできます。
(画像はUnity Discussionsより引用)
Unity 6.4 Betaでは、Windows向けビルドにおいて、アセット読み込み時の「DirectStorage」サポートが追加されました。この機能はPlayer Settings内の「Enable Direct Storage」を有効にすることで利用できます 。これにより、大規模なアセットを扱うPC向けタイトルのロード時間短縮が期待できます。
また、Webプラットフォーム向けの開発についても機能が追加され、Web上でのパフォーマンス向上を目的としたマルチスレッド処理を行う「Burst Compiler」や、マイクを利用するスクリプティングAPIのサポートが追加されました。
その他にも、ゲームパフォーマンスの最適化のため、複数のテクスチャを統合して処理する「SpriteAtlas」機能について、動的にスプライトアトラスを作成・管理する「Sprite Atlas Runtime API」が追加されています。
Unite 2025で示されたロードマップにてSprite Atlasの新機能が紹介されている(画像は公式YouTubeチャンネルの動画より引用)
今回のアップデートでは、本記事で紹介した機能以外にも、不具合修正や機能改善が実施されています。
アップデート内容に関する詳細は、リリースノートをご確認ください。
「Unity 6000.4.0 Beta」リリースノート