Microsoft、70年代の「6502 BASIC」をオープンソース化。MITライセンスのもと無償で提供

Microsoft、70年代の「6502 BASIC」をオープンソース化。MITライセンスのもと無償で提供

2025.09.05
ニュースプログラム
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Microsoft、約50年前に開発した「6502 BASIC」をオープンソース化
  • Apple IIやCommodore 64などで採用された8ビットCPU「MOS 6502」で動作するBASICインタプリタ
  • MITライセンスのもと、商用・非商用問わず無償で利用できる

Microsoftは2025年9月3日(現地時間)、同社が開発したBASICインタプリタ「6502 BASIC(Microsoft BASIC for 6502 Microprocessor)」オープンソースとして公開しました。

6502 BASICは、1976年から1978年にかけてビル・ゲイツ氏らが開発したBASICインタプリタで、1975年に誕生した「Microsoft BASIC」を8ビットCPU「MOS 6502」(※)に移植したもの。
※ かつてアメリカに存在した企業「MOS Technology」が開発したCPU。1977年に発売された「Apple II」や、史上最も売れたPCとして知られる「Commodore 64」など多数の製品に搭載された

公開されたのは、1978年当時ガベージコレクションに関する修正が施された「バージョン1.1」のソースコード。

また本バージョンは、ビル・ゲイツ氏によって仕込まれた隠しコマンド(「イースターエッグ」と称されるもの)が含まれた状態で公開されています。

「6502 BASIC」のGitHubリポジトリでは、コミットの日時が48年前の1978年7月28日(金)と表示されている(画像はGitHubのスクリーンショット)

ソースコードはMITライセンスのもとGitHubで公開されており、商用・非商用を問わず誰でも無償で利用できます

詳細は、Microsoftのブログ記事およびGitHubをご確認ください。

「Bringing BASIC back: Microsoft’s 6502 BASIC is now Open Source」Microsoft Open Source BlogMicrosoft / BASIC-M6502 | GitHub

関連記事

Rust製コードエディター「Zed」がWindowsをサポート。オープンソース&無償で提供中
2025.11.03
SwiftでAndroidアプリを開発できる公式SDKプレビュー版、Appleがリリース。サンプルプロジェクトも提供中
2025.10.28
Go言語スキル向上テクニック集『改訂新版 Go言語プログラミングエッセンス』、技術評論社が10/2(木)に発売
2025.09.30
AIアプリ開発の入門書『OpenAI GPT-5/ChatGPT 人工知能プログラミング実践入門』、ボーンデジタルが9月下旬に発売
2025.09.22
『1週間でC#の基礎が学べる本 第2版』、インプレスが9/19(金)に発売。初めてのプログラミングをこの1冊から
2025.09.17
「Visual Studio 2026 Insiders」、プレビュー版として無料リリース。AIによる開発支援機能がアップグレード
2025.09.12

注目記事ランキング

2025.10.28 - 2025.11.04
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ローパスフィルター(Low-Pass Filter)
ローパスフィルター
  1. 電気信号のうち、指定した周波数(カットオフ周波数)以下の信号を通し、それより上を大きく低減させるフィルター。
  2. ゲーム開発において、基本的にはサウンド用語として用いられる。例として、特定のセリフをローパスフィルターによってくぐもった音に加工することで、隣の部屋や遮蔽物の後ろで話しているかのような表現を行うことができる。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!