この記事の3行まとめ
- 「Discord Social SDK」のコミュニケーション機能、一般ユーザー向けに公開
- DM・チャット機能やボイスチャットなどを利用できる。商用利用も可能に
- 同SDKの機能や利用方法、Discordパートナー企業によるSDK活用事例などが公式ブログ記事で紹介されている
2025年8月13日(現地時間)、Discordのソーシャル機能を自作ゲーム内に組み込む「Discord Social SDK」について、コミュニケーション機能が一般ユーザー向けに公開されました。
本SDKは無償で利用でき、導入方法などが書かれた開発者向けドキュメントも用意されています。
「Discord Social SDK」紹介動画
「Discord Social SDK」は、Discordのソーシャル機能をゲームに直接組み込み、ゲーム内でのフレンドリストの確認やゲームへの招待などの機能を実装できるSDKです。
C++、アンリアルエンジン、Unityで制作したゲームで利用でき、WindowsとmacOSをサポート。また、コンソール(Xbox Series X|S、Xbox One、PlayStation 4/5)やモバイル(Android、iOS)でも実験的に使用できます。
同SDKではクローズドベータ版として、DM・チャット機能やボイスチャットなどの「コミュニケーション機能」が提供されていました。
このたびこれらの機能が一般公開され、商用利用も可能となりました。
併せてSDKの各種機能にアップデートを実施。ゲームのプレイセッションをまたいでチャット履歴が残る機能や、ボイスチャットの音声をFMODやWwiseなどのオーディオミドルウェアで加工できる機能などの実装や、モバイルでの音声品質の改善などが施されました。
(画像はDiscord公式ブログより引用)
同SDKのコミュニケーション機能にはレート制限が設けられており、制限を解除する際はDiscord開発者ポータルより申請を行い、承認を受ける必要があります。
詳細な申請手順などは開発者向けドキュメントにまとめられています。
(画像はDiscord公式ブログより引用)
なお、同SDKの機能や利用方法について紹介したブログ記事が、Discord公式Webサイトにて公開されています。
記事中では、Discordのパートナー企業が先行して同SDKを活用し、ゲームでコミュニケーション機能を導入した事例が紹介されています。
『マーベル・ライバルズ』にて「Discord Social SDK」を活用した事例を紹介する動画(動画はDiscord公式ブログより引用)
詳細は、Discord公式ブログ、開発者向けドキュメントをご確認ください。
「Discordのパワフルなクロスプラットフォームチャット: 本格始動」Discord公式ブログ「Discord Social SDK」公式ページ「Discord Social SDK」Discord開発者ポータル