この記事の3行まとめ
- オープンソースのゲーム開発プラットフォーム「The Mirror」、ベースをPlayCanvas Engineに移行
- 新たな「The Mirror」のアルファ版が無料で提供中。利用の際はアカウント登録および申請が必要
- 従来のGodot Engineベース版は、「Mirror Classic」として引き続きオープンソースで提供される
The Mirror Megaverseは2025年7月8日(火)、同社が提供するゲーム開発プラットフォーム「The Mirror」の新たなバージョンについて、開発のベースに「PlayCanvas Engine」を採用したことを発表しました。
併せて、新たな「The Mirror」がアルファ版として無料でリリースされました。
Watch on Youtube: https://t.co/VlBaBr9pxt
— Mirror Engine (@TheMirrorEngine) July 8, 2025
「The Mirror」は、Godot Engineをベースに開発が進められていたオープンソースのゲーム開発プラットフォーム。GitHub上で公開されており、ソースコードの大半はMITライセンスのもと提供されています。
複数のテンプレートが用意されており、オブジェクトの移動などが直感的な操作で行えるほか、ノードベースのビジュアルスクリプティングや、複数人によるリアルタイム共同編集も可能です。
2023年12月に公開された、「The Mirror」のティザー動画
同社は2024年11月、「The Mirror」のベースにGodot Engineを用いることを取り止めると発表し、新たなバージョンのアルファ版を提供するとアナウンスしていました。
このたび同社は、新たな「The Mirror」のベースとしてブラウザ上で動作するオープンソースのゲームエンジン「PlayCanvas Engine」を採用したことを発表。
記事執筆時点、新たな「The Mirror」のアルファ版が無料で提供中。利用の際はアカウント登録および、専用フォームまたは公式Discordサーバーにて申請が必要です。
新たな「The Mirror」のベースに「PlayCanvas」をを採用したことや、機能の概要などを紹介している公式YouTube動画
従来版となるGodot Engineベースの「The Mirror」は「Mirror Classic」と呼称が改められ、引き続きオープンソースとして提供されます。
なお、新たな「The Mirror」も従来版に引き続き、中核となるコードがMITライセンスのもとオープンソースとして公開されることが同社公式ブログにて告知されています。
(画像は「The Mirror」公式サイトより引用)
新たな「The Mirror」の最新情報は「The Mirror」の公式Discordサーバーにてアナウンスされています。
今回の発表に関する詳細は、YouTube動画をご確認ください。
From Godot to the Next Era | YouTube「The Mirror」公式サイト