この記事の3行まとめ
- リアルタイム3Dレンダリング技術を発信するオンラインカンファレンス「REAC 2025」、アーカイブを公開
- 『モンスターハンターワイルズ』『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』など6講演が実施されたイベント
- YouTube動画、スライド資料ともに無料で公開されている
オンラインカンファレンス「REAC」の公式サイトにて、2025年6月11日(水)~12日(木)に開催された「REAC 2025」の講演動画やスライド資料が、無料で公開されています。
(画像は、動画『REAC 2025 Introduction to the conference』より引用したもの)
「REAC(Rendering Engine Architecture Conference)」は、ゲームや映画などで活用される3Dレンダリング技術の知見などを発信するオンラインカンファレンス。
予算ゼロ・スポンサーなしで運営することを特徴としており、無料で誰でも参加できます。
今回の「REAC 2025」では、『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』『オーバーウォッチ 2』『Warhammer 40000: Space Marine 2』などを題材にした、以下の6講演が実施されました。
- Pushing 60hz. Shipping Indiana Jones and The Great Circle.
- Evolving Global Illumination in Overwatch 2.
- RE ENGINE Meshlet Rendering Pipeline.
- Dragon Age: The Veilguard – GI, RT, Character Creator and other systems.
- Anvil Rendering Architecture.
- Geometry rendering and shaders infrastructure in Warhammer 40000: Space Marine 2.
各講演の動画はYouTubeで公開され、プレイリストも用意されています。
『モンスターハンターワイルズ』や『ドラゴンズドグマ 2』で導入された、メッシュレットレンダリングパイプラインの講演。2つのタイトルにメッシュレットを採用した背景や成果、最適化について発表された。
登壇者はカプコンの三嶋 仁氏で、「CEDEC2025」でも講演を行う
『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』を、 全プラットフォームで60Hzを達成するために行った最適化に関する講演。レイテンシを犠牲にしたスループット向上、解像度スケーリングなど活用しつつ、チーム間の密接な連携によって60Hzを実現したことが語られている。
登壇者はMachineGamesのJoel de Vahl氏
また、「REAC 2025」ページより各講演のスライド資料も無料でダウンロードできます。
これまでの「REAC」講演のアーカイブ動画やスライド資料も公開中。公式サイトにおける各年のイベントページよりダウンロードできます。
そのほかの詳細については、公式サイトをご確認ください。
「REAC」公式サイト「REAC 2025」ページ