任天堂、『マリオカート ワールド』開発陣へのインタビュー記事を公開。広大なひとつながりの世界を駆け巡る、新機軸の『マリオカート』誕生秘話を語る

任天堂、『マリオカート ワールド』開発陣へのインタビュー記事を公開。広大なひとつながりの世界を駆け巡る、新機軸の『マリオカート』誕生秘話を語る

2025.05.22
ニュース
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • 任天堂公式サイトの「開発者に訊きました」コーナーにて、『マリオカート ワールド』の記事が公開
  • 本作の開発者5名が取材に応じ、開発経緯や実装面のこだわりなどを語っている
  • 景観やBGMをシームレスに切り替える仕組みや、昼夜や天候を変化させる演出などについて全4章を通して紹介

任天堂は2025年5月21日(水)、Nintendo Switch 2向けソフト『マリオカート ワールド』の開発者にインタビュー記事を行った記事を、同社の公式サイトにて公開しました。

開発者に訊きました」は、任天堂公式サイトにて不定期に更新されているインタビュー記事のコーナー。同社がリリースするゲームや各種製品の開発者より、ものづくりに対する考えやこだわりが語られています。

このたび公開された記事では、2025年6月5日(木)にリリースされるNintendo Switch 2向けレースゲーム『マリオカート ワールド』の開発に携わった5名がインタビューに応じています。

『マリオカート ワールド』紹介映像

記事はChapter1~4の全4章構成。

Chapter1では、本作のテーマや実現したかった遊びについて紹介。従来の『マリオカート』シリーズを踏襲して新コースを追加する形式を取るのではなく、全てのコースがつながった広大なゲームフィールドを自由に駆け巡る構想を立てた狙いなどを語っています。

Chapter2では、本作の対象ハードがNintendo SwitchからNintendo Switch 2に移行したことに伴い、グラフィック面などで表現の幅が拡大したと述べているほか、コース移動時に景観やBGMをシームレスに切り替える仕組みや、ゲーム内時間の経過に合わせて昼夜や天候が変化する演出などについて紹介しています。

ゲーム世界の時間帯や天候が移り変わる様子を描いたスケッチ(画像は記事本文より引用)

Chapter3では、加速やコスチューム変更を行うアイテム「ダッシュフード」の誕生経緯などを紹介。またプログラム面では、路面状態に従いタイヤの動きなどを変化させる仕組みや、水上を走る機能における波の挙動を実装したことなどに触れています。

Chapter4では、幅広いプレイヤー層に本作を楽しんでもらうための難易度調整などについて言及。順路を自然と認識できる視線誘導のアイデアや、「Pスイッチ」を押すことで挑戦できるミッションの操作感を初心者目線で分析した事例なども紹介しています。

「Pスイッチ」によるミッションでは、ロープ上を走りながらコインを収集するアクションなど、さまざまな遊びを楽しめる(動画は『マリオカート ワールド』公式サイトより引用)

インタビュー内容の詳細は任天堂公式サイトをご確認ください。

「開発者に訊きました : マリオカート ワールド」任天堂公式サイト『マリオカート ワールド』公式サイト

関連記事

クロスシミュレーションツール「Havok Cloth」で衣服の貫通・破綻を防ぐセットアップ手法を解説。COYOTE 3DCG STUDIOの連載記事が更新
2025.07.08
『GGST』開発事例など5本のセミナーが、7/24(木)より期間限定で無料配信。ダイキン工業主催のCGクリエイター向けイベントに先駆けて
2025.07.07
ブラウザで気軽に『ぷよぷよ』風ゲームを開発できる。セガ公式「ぷよぷよプログラミング」解説書、技術評論社が8/8(金)に発売
2025.07.07
Blender初心者からスキルアップを図れる書籍『一歩先行く!Blenderモデリング 実践テクニック』、C&R研究所が7/12(土)に発売
2025.07.07
8/3(日)開催のインディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン9」、入場チケット販売開始。318団体の出展情報も発表
2025.07.04
UE5でUIにもポストエフェクトを適用できる機能「Slate Postbuffer」、ロジカルビートが技術ブログで解説
2025.07.04

注目記事ランキング

2025.07.01 - 2025.07.08
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ライトマップ(Light Map)
ライトマップ 事前計算されたライティング情報を焼き付けたテクスチャ。リアルタイムのライティング計算は処理負荷が高いため、事前にライトマップにベイクする手法が取られることがある。負荷軽減につながる一方、実行中に光の向きを変更しにくいなどのデメリットも存在する。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!