「Unity 6.2 Beta」リリース。従来のAIツール「Unity Muse/Sentis」は廃止され、新機能「Unity AI」に置き換わる

「Unity 6.2 Beta」リリース。従来のAIツール「Unity Muse/Sentis」は廃止され、新機能「Unity AI」に置き換わる

2025.05.16
ニュースAIUnity
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • 「Unity 6.2 Beta(6000.2.0b1)」、2025年5月16日にリリース
  • 今後Unity Muse/Sentisは廃止され、新たなAIツール「Unity AI」に移行される
  • Beta版の提供中は「Unity AI」を無料で利用できる

Unity Technologiesは2025年5月16日(現地時間)、Unity 6.2のプレリリース版である「Unity 6.2 Beta6000.2.0b1)」をリリースしたことを発表しました。

Unity 6.2 Beta(6000.2.0b1)は、Unity Hubより無料でインストールできます。

Unity 6.2 Betaでは安定性とパフォーマンスのさらなる向上が追求されたほか、新機能として生成AIを利用した開発支援ツール「Unity AI」が導入されます。

Unity 6.2 Betaの提供中、「Unity AI」を無料で利用できるクレジットが発行されます。クレジットはBeta版終了後に失効し、その後「Unity AI」は有料版として利用できます。

(画像はUnity公式サイトより引用)

Unity AIは、チャットボットを通じて質問やスクリプトの自動生成などを実行できる「Assistant」や、テクスチャやアニメーションクリップなどのゲームアセットを自動生成できる「Generator」、ニューラルネットワークを利用したローカルAIモデル推論パッケージ「Inference Engine(推論エンジン)」を主要な機能としています。

「Assistant」及び「Generator」は、従来の「Unity Muse」を置き換える機能として実装。なお「Unity Muse」は、Unity 6.2の正式リリース直後にサービスを終了します

「Inference Engine」は「Unity Sentis」の名称が変更されたもの。画像識別や動作識別などのAIモデル推論機能をローカルでリアルタイムに実行できます。なお「Inference Engine」登場以降、「Unity Sentis」のアップデートが実施されなくなります

(画像はユニティ・テクノロジーズ・ジャパン公式サイトより引用)

Unity 6.2 Betaにはそのほかにも、3Dモデルアセットをインポートする際のLODを自動生成する機能や、UI ToolkitのWorld Spaceレンダリング機能などが追加されています。

詳細はユニティ・テクノロジーズ・ジャパンのニュースページUnity Discussionsをご確認ください。

「Unity 6.2 Beta リリース ー Unity AI の紹介および Unity Muse・Unity Sentis の今後について」ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン公式サイト『Unity 6.2 Beta is now available』Unity Discussions

関連記事

2025年アドベントカレンダーから、ゲームメーカーズ編集部が注目した15記事を一挙紹介!
2025.12.30
Unity 6/6.1における最新HDRPの活用術を解説。Unity公式、日本語版電子書籍を無料で公開
2025.12.25
ソニー、「mocopi Receiver Plugin for Unity」をオープンソース化。Apache License 2.0のもと商用利用も可能
2025.12.24
Unity Asset Store、1/8(木)まで「New Yearセール」開催中。「DOTween」「Feel」など1,900以上のアセットが50%オフ
2025.12.22
カカリアスタジオ、『あんスタ!!』シリーズのUIアップデートにおける開発ワークフローの効率化手法をZennにて公開
2025.12.19
Unity公式カンファレンス「Unite 2025」講演動画が約50本公開。40本以上は日本語吹き替え音声つき
2025.12.18

注目記事ランキング

2025.12.25 - 2026.01.01
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ヘッドマウントディスプレイ(HMD)
ヘッドマウントディスプレイ Head Mounted Displayの略称。頭部に装着するディスプレイ装置の総称で、ゴーグルやメガネを模した形状が多い。Meta QuestやHTC Vive、PlayStaion VRなどの没入型と、HoloLensやMagic Leapなどのシースルー型に大別される。左右の目に対してわずかに異なる映像を描画することで、視差効果を利用した立体的な表現を可能にする。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!