この記事の3行まとめ
- アークシステムワークス、3Dモデルのアウトライン描画手法「背面法」を解説する動画シリーズの第3弾を公開
- 同社が「CEDEC2024」で実施した、『GUILTY GEAR』シリーズの背面法実装事例を解説する講演の動画を編集したもの
- 不要なアウトラインを部分的に隠す技法や、線が浮いて見える現象を解消するテクニックなどを解説している
アークシステムワークスは2025年4月30日(水)、『3Dでキレイな線を引くために。ギルティギアシリーズのトゥーンライン制御テクニック Part3【アークシステムワークス公式】』と題した動画を公開しました。
【動画公開📺】
アークシステムワークス開発陣による動画企画「#ASWアカデミー」
「3Dでキレイな線を引くために。ギルティギアシリーズのトゥーンライン制御テクニック Part3」を公開しました。https://t.co/Dr998vzgkH
クリエイターを志す方必見!ぜひチャンネル登録をお願いいたします🙇♂️… pic.twitter.com/RD4JeaAsOF
— アークシステムワークス広報部【公式】 (@ARC_CorporatePR) April 30, 2025
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アークシステムワークス開発陣による動画企画「#ASWアカデミー」
「3Dでキレイな線を引くために。ギルティギアシリーズのトゥーンライン制御テクニック Part3」を公開しました。https://t.co/Dr998vzgkH
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— アークシステムワークス広報部【公式】 (@ARC_CorporatePR) April 30, 2025
本動画は、「CEDEC2024」にて同社が実施した講演「3Dでキレイな線を引くために。ギルティギアシリーズのトゥーンライン制御テクニック」の動画を編集したもの。
同社の動画企画「アークシステムワークスアカデミー(ASWアカデミー)」における動画シリーズの第3弾として公開。『GUILTY GEAR』シリーズを題材に、3Dモデルにアウトライン(輪郭線)を付与する手法のひとつ「背面法」(※)について解説しています。
※ 対象のモデルに対してメッシュの法線を反転させたポリゴンを生成し、裏面を描画しないマテリアルをポリゴンに設定することで輪郭を描画する手法
今回は一連の背面法解説動画シリーズにおける最終回として、実装された背面法の技術をアーティストが実際に運用し、理想とするアウトラインを描画するテクニックを紹介。
意図せず描画された線を部分的に消したい場合、アウトライン描画用メッシュの一部をカメラに対して奥側にずらし、本体メッシュの裏に隠すことで線を非表示にする技法などについて語られています。
『3Dでキレイな線を引くために。ギルティギアシリーズのトゥーンライン制御テクニック Part2【アークシステムワークス公式】』
また、堀の深い顔の鼻筋や衣服のしわ、隆起した筋肉といった3Dモデルの谷間部分においては、カメラの角度により線が浮いて見える場合があるとのこと。
原因は、アウトライン用メッシュと本体メッシュに隙間が生まれることで、線の内側にメッシュが表示されてしまうため。
この場合は、谷間部分における頂点カラーの値を0に設定し、メッシュの隙間を埋めることで解消できます。
(画像はYouTube動画『3Dでキレイな線を引くために。ギルティギアシリーズのトゥーンライン制御テクニック Part3【アークシステムワークス公式】』より切り出して引用)
動画の締め括りとして、背面法の原理自体はシンプルである一方、効果的に運用する際は工夫や応用が求められることや、背面法の技術を実装する側と実際に活用する側の双方が原理や制約を理解することで表現のクオリティが高まることなどが語られています。
詳細は同社のYouTube動画をご確認ください。
3Dでキレイな線を引くために。ギルティギアシリーズのトゥーンライン制御テクニック Part3【アークシステムワークス公式】 | YouTube