Unreal Engine 5.5.3がリリース。5.5.2で発生していた、スケルタルメッシュのオーバーライドが消失する問題を修正

2025.02.07
ニュースアンリアルエンジン
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Unreal Engine 5.5.3がリリース
  • プロジェクトを5.5.2にアップデートした際、スケルタルメッシュのオーバーライドが消失する問題が修正された
  • 5.5.2にアップデート済のプロジェクトをUE5.5.3へアップデートしても、消失した値は復元されない

Epic Gamesは2025年2月7日(現地時間)、Unreal Engine 5.5.3をリリースしました(以下、Unreal EngineはUEと表記)。

(画像は公式アナウンスより引用)

今回のアップデートは、緊急性のある不具合を修正するホットフィックスにあたります。

UE5.5以降で作られたプロジェクトをUE5.5.2にアップデートすると、レベルにあるアクタが持つスケルタルメッシュコンポーネントに対するスケルタルメッシュアセットのオーバーライドが消失する問題がありました。

この問題はブループリントから追加されたスケルタルメッシュコンポーネントでのみ発生し、C++からアクタに追加されたスケルタルメッシュコンポーネントでは発生しません。また、UE5.5.2で新しく作成したプロジェクトでは上記の問題は発生しません。

このたびリリースされたUE5.5.3において、上記の不具合が修正されました。

なお、UE5.5.2へアップデートしたことで不具合が発生したプロジェクトをUE5.5.3へアップデートしても、消失した値は復元されません

詳細は公式アナウンスをご確認ください。

5.5.3 Hotfix Released

関連記事

「Gameplay Ability System」におけるデバッグ機能の使い方を解説する記事をEpic Gamesが公開。アビリティの実行タイミングを視覚化する機能などを紹介
2025.02.19
Unreal Engine向けゲーム制作コンテスト「第23回UE5ぷちコン」の作品募集が開始!テーマは「せん」。応募締切は4/6(日)
2025.02.14
Epic Gamesの資金援助プログラム「Epic MegaGrants」、2025年1期目の募集がスタート。募集期間は年2回に変更
2025.02.13
「Unreal Engine Meetup in Shizuoka Vol.1」講演資料&動画が公開。静岡県が進めるデジタルツイン施策や、UE5で3D点群データの処理を自動化する手法など
2025.02.12
富士山をバーチャル上にそっくり再現!デジタルツインの活用アイデア満載の「Unreal Engine Meetup in Shizuoka Vol.1」参加レポート
2025.02.10
チーム対戦TPS『マーベル・ライバルズ』リアルタイムに空間接続するドクター・ストレンジの瞬間移動の実装手法。Epic Games、開発者インタビューを公開
2025.02.05

注目記事ランキング

2025.02.14 - 2025.02.21
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

フォワードシェーディング(Forward Shading)
フォワードシェーディング オブジェクト毎にライティングの計算を行い、その計算結果を描画するレンダリング手法。フォワードレンダリングともいう。ディファードシェーディング(Deferred Shading)に比べてポストプロセスの自由度は低いが、(何も物を配置しなかった際にかかる)最低限の描画コストが低く、アンチエイリアス処理などにおいてフォワードシェーディングの方が有効な分野も存在する。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!