オープンソースのゲームエンジン「PlayCanvas Engine」がバージョン2.0.0にアップデート。インストール/コンパイル不要のWebで動くエンジンで、新たなカスタムシェーダーの試用もアクセスするだけ

オープンソースのゲームエンジン「PlayCanvas Engine」がバージョン2.0.0にアップデート。インストール/コンパイル不要のWebで動くエンジンで、新たなカスタムシェーダーの試用もアクセスするだけ

2024.08.27
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この記事の3行まとめ

  • Webブラウザ上で操作可能なオープンソースのゲームエンジン「PlayCanvas Engine」がバージョン2.0.0にアップデート
  • JavaScriptで構成されており、制作したアプリケーションはHTML5やWebGLに対応
  • バージョン2.0.0では不要なコードが削除され、新たなカスタムシェーダーAPIやハードウェアインスタンスAPIが追加された

Webブラウザ上で動作するオープンソースのゲームエンジン「PlayCanvas Engine」バージョン2.0.0がリリースされました。

「PlayCanvas」は、HTML5およびWebGLによって動作する、デスクトップとモバイルブラウザ向けのゲームエンジンです。Webブラウザ上のビジュアルエディタでCGなどの編集ができ、オンラインでリアルタイムに同一プロジェクトの共同編集を行うことも可能です。

また、ベースとなる言語はJavaScriptであるため、制作したゲームやアプリケーションはコンパイル不要でプレビューや公開が可能です。

YouTube動画『What is PLAYCANVAS ?』日本語によるPlayCanvas紹介動画

バージョン2.0.0では、WebGL 1やScripts 1のサポート終了などに対応することで、エンジン内の不要なコードなどを大幅に削除。また、新たなカスタムシェーダーAPIや、ハードウェアインスタンス化APIを追加するなどの変更も行われています。

PlayCanvas Editorのユーザーは、数週間以内にバージョン2.0.0にアクセス可能になるとのこと。既存プロジェクトに対しては、アクセス可能になるに伴い、移行がオプトインされると述べています。

また、アクセス可能になってからも、バージョン1.xを少なくとも1年間はサポートするとしており、開発者に対してはその期間にバージョン移行することを推奨しています。

いずれもバージョン2.0.0で有効になった機能。サンプルが用意されており、Webブラウザ上ですぐに試してみることができる(画像はニュースリリースより引用)

本エンジンはMITライセンスの下、GitHubにてオープンソース化されており、全機能を無料で利用可能です。また、月額15ドルのサブスクリプションプランでプライベートプロジェクトの制作ができるようになるほか、1シートにつき月額50ドルのチーム管理機能付きプランも用意されています。

バージョン2.0.0の詳細は、ニュースリリースおよびリリースノートをご確認ください。

PlayCanvas Engine Hits 2.0.0「PlayCanvas Engine 2.0.0」リリースノート | GitHub「PlayCanvas」公式サイト

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