この記事の3行まとめ
2024年5月16日(現地時間)にリリースされた「Substance 3D Painter 10.0」の新機能を紹介する記事が、2024年5月27日(月)、Adobe公式ブログで公開されました。
Substance 3D Painterは、Adobeが提供する3Dコンテンツ制作用ソフトウェア群「Adobe Substance 3D」の1つです。3Dテクスチャリング用のツールで、テクスチャやマテリアルを3Dモデルに直接ペイントできます。
今回、本ツールの最新バージョン「Substance 3D Painter 10.0」で追加された新機能を紹介する記事が、Adobe公式ブログで公開されました。
同ブログで紹介された主なアップデート項目は以下の通りです。
Adobe Illustratorファイルのインポート機能を追加
Adobe Illustratorファイル(aiファイル)をインポートし、リソースとして使用可能になりました。aiファイルに設定したアートボードは、インポート後も継続して使用可能です。
なお、記事執筆時点では、本機能はWindows OSとmacOSがサポートされています。
テキストリソースの追加
フォントファイルをインポートし、3Dモデルに描き込める「テキストリソース」が導入されました。その他のリソースと同様に、ドラッグ&ドロップで自動的にテキストがモデルに投影されます。
テキストは垂直/水平方向いずれも配置可能で、行と文字の間隔調整や、色彩の変更など各種パラメーターを設定できます。
Substance 3D Assetsライブラリをツール内で利用可能に
ブラウザで閲覧できるアセット配布サービス「Substance 3D Assetsライブラリ」をツール内から利用できる機能が追加されました。専用ウィンドウ「Substance 3D Assets dock」からアセットを直接ダウンロードできます。
ただし、記事執筆時点でSteam版のSubstance 3D Painterでは本機能を使用できません。
Python APIでレイヤースタックを操作可能に
Substance 3D Painterの機能をPythonで操作できる「Python API」で、レイヤースタックの制御が可能になりました。
複数のレイヤーのパラメーターを操作し、タイリングや投影を一括で行える他、マテリアルの自動生成に用いられるシード値を各スタックでランダムに設定することも可能です。
本APIのリファレンスは、近日公開予定とのこと。
その他、法線マップのペイントに関するワークフローの改善や、変換マニピュレータの操作性の向上や機能追加といったアップデートが施されています。
「Substance 3D Painter 10.0」の詳細はリリースノートをご確認ください。
「Adobe Substance 3D Painter バージョン 10 の新機能紹介」Adobe公式ブログ「Substance 3D Painter 10.0」リリースノート