「次世代のAI PC」向けアプリの開発キット「Snapdragon Dev Kit for Windows」、Microsoft Buildで発表

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2024.05.22
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この記事の3行まとめ

  • MicrosoftとQualcomm、SoC「Snapdragon X Elite」を搭載した開発キット「Snapdragon Dev Kit for Windows」を発表
  • AI活用の最適化に注力した「次世代のAI PC」向けWindowsアプリの開発環境
  • Qualcommの公式サイトで予約が可能。価格は899ドル

MicrosoftQualcommは2024年5月21日(現地時間)、開発者向けイベント「Microsoft Build」において、「次世代のAI PC」向けたWindowsアプリを開発するための開発キット「Snapdragon Dev Kit for Windows」を発表しました。

「Snapdragon Dev Kit for Windows」は、Qualcomm製のSoC「Snapdragon X Elite」を搭載した、Windowsアプリケーションの開発に向けた開発キットです。

本製品は、Microsoftが提唱するPCカテゴリ「Copilot+ PC」など、AI活用の最適化に注力した「次世代のAI PC」で動作するWindowsアプリケーションの開発を目的として設計されています。

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NPU(※)の処理性能は45TOPS。これは、Microsoftが提唱したPCのカテゴリ「Copilot+ PC」の要件である40TOPSを満たしています。

※ 「Neural Processing Unit」の略称。AIでの処理に特化したプロセッサ

「Qualcomm Oryon CPU」を12コア内蔵しており、クロック周波数は最大3.8 GHz(デュアルコアブースト時は最大4.3 GHz)。

接続ポート類としては、Type-C(USB 4)×3とType-A(USB 3.2)×2、RJ45コネクタやHDMI端子、3.5mmのオーディオ端子が1つずつ搭載されています。また、Wi-Fi 7、 Bluetooth 5.4のワイヤレス接続にも対応しています。

なお、本体サイズは199×175×35mm、重量は970g。

(画像はニュースリリースより引用)

本製品は6月18日(現地時間)から販売を予定しており、Qualcomm公式サイトの開発者ポータルから予約が可能。価格は899ドル

「Snapdragon Dev Kit for Windows」の詳細は、こちらをご確認ください。

「Snapdragon Dev Kit for Windows」ニュースリリース「Snapdragon Dev Kit for Windows」製品情報(PDF)

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