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MicrosoftとQualcommは2024年5月21日(現地時間)、開発者向けイベント「Microsoft Build」において、「次世代のAI PC」向けたWindowsアプリを開発するための開発キット「Snapdragon Dev Kit for Windows」を発表しました。
Developers, rejoice: the new @Snapdragon Dev Kit for Windows has everything you need to take advantage of #Snapdragon X Elite’s on-device #AI & @Microsoft Copilot+, featuring:
🔵 32 GB of LPDDR5x memory
🔵 512GB M2 storage
🔵 Support for up to 3 displayshttps://t.co/ePTEhAdnbV pic.twitter.com/G38vsyN5vb— Qualcomm (@Qualcomm) May 21, 2024
「Snapdragon Dev Kit for Windows」は、Qualcomm製のSoC「Snapdragon X Elite」を搭載した、Windowsアプリケーションの開発に向けた開発キットです。
本製品は、Microsoftが提唱するPCカテゴリ「Copilot+ PC」など、AI活用の最適化に注力した「次世代のAI PC」で動作するWindowsアプリケーションの開発を目的として設計されています。
NPU(※)の処理性能は45TOPS。これは、Microsoftが提唱したPCのカテゴリ「Copilot+ PC」の要件である40TOPSを満たしています。
※ 「Neural Processing Unit」の略称。AIでの処理に特化したプロセッサ
「Qualcomm Oryon CPU」を12コア内蔵しており、クロック周波数は最大3.8 GHz(デュアルコアブースト時は最大4.3 GHz)。
接続ポート類としては、Type-C(USB 4)×3とType-A(USB 3.2)×2、RJ45コネクタやHDMI端子、3.5mmのオーディオ端子が1つずつ搭載されています。また、Wi-Fi 7、 Bluetooth 5.4のワイヤレス接続にも対応しています。
なお、本体サイズは199×175×35mm、重量は970g。
本製品は6月18日(現地時間)から販売を予定しており、Qualcomm公式サイトの開発者ポータルから予約が可能。価格は899ドル。
「Snapdragon Dev Kit for Windows」の詳細は、こちらをご確認ください。
「Snapdragon Dev Kit for Windows」ニュースリリース「Snapdragon Dev Kit for Windows」製品情報(PDF)