この記事の3行まとめ
2024年3月26日(現地時間)、Blender開発チームはオープンソースの無料3DCGツール「Blender」のバージョン4.1をリリースしました。
Blender Foundation and the online developers community are proud to present Blender 4.1!
A solid release packed with quality of life improvements and better performance across the board.
📖 What's new: https://t.co/W2XP1FpSfN
🧡 Support Blender at https://t.co/vFdhNcJbOR #b3d— Blender 🔶 (@Blender) March 26, 2024
バージョン4.1ではジオメトリノードやコンポジットの強化など、既存の機能が使いやすくなりました。また、ボーンコレクションの階層化、ウエイトペイント中にボーンを選択する機能など、いくつかの新機能が追加されています。
ジオメトリノードに多数のノードが追加
ジオメトリノードで使用できるノードが追加されました。
出力するノードの項目を切り替えられるMenu Switchや、ジオメトリの要素をソートできるSort Elementsといったノードが追加されています。
コンポジットの強化
ビューポートコンポジターが、Cryptomatte、Defocus、Vector Blur、Keying Screenをサポートするようになりました。これにより、Render Layersを除くすべてのノードがサポートされました。
さらに、Kuwaharaノードにおけるサイズ設定機能の追加や、コンポジターのパフォーマンスを調整するパフォーマンスパネルに新しいオプションが追加されるといった改善が施されています。
自動スムージング機能がモデファイアーに
自動スムージング機能がモデファイアーになったことで、自動スムーズの修正などが容易になり、利用しやすくなりました。
ボーンコレクションの階層化
ボーンをグループ化し、表示や選択をグループごとに操作する「ボーンコレクション」を階層化して管理できるようになりました。グループ化したボーンはツリー形式で表示され、自由に並べ替えることができます。
ウエイトペイント中にボーンを選択できるように
ウエイトペイントの設定中にボーンを選択することができるようになりました。この機能は、ヘッダーのアイコンをクリックするか、ホットキー「3」により使用可能です。
そのほか、アーマチュアとシェイプキーをUSD形式でエクスポート可能になるなど、いくつかのアップデートが行われています。
アップデートの詳細はリリースノートおよび公式ドキュメントをご確認ください。
Blender 4.1 リリースノート|Blender 公式サイトBlender 4.1 Release Notes |Blender 公式ドキュメント