「Maya 2025」リリース。スマート押し出しやベベルのフィルタが追加されたほか、アニメーション関連機能も使いやすく

2024.03.28
ニュースMaya
この記事をシェア!
twitter facebook line B!
twitter facebook line B!

この記事の3行まとめ

  • Autodeskが「Maya 2025」をリリース
  • モデリングの新機能として、スマート押し出しなどが追加
  • モーショントレイルやドープシートのアップデートにより、アニメーションの作成が効率的に

Autodeskは、3DCGツール「Maya」の最新バージョン「Maya 2025」をリリースしました。

今回のアップデートでは、モデリングやモーション作成の新機能が登場し、多数の機能が強化・改善されています。

モデリングの新機能

スマート押し出し

ビューポートからインタラクティブにフェースを押し出せる機能です。非表示フェースやジオメトリデータの手動修復が不要になり、オブジェクト上のポリゴンメッシュトポロジの調査・修正がしやすくなります。

(画像は公式サイトより引用)

ベベルフィルタの属性

ベベルノードに、入力エッジを属性ごとにフィルタする機能が追加されました。選択したエッジハードエッジ角度によるエッジフィルター角度などでフィルタできるため、必要なエッジだけにベベルをかけやすくなります。

(画像は公式サイトより引用)

ベベル入力とブール演算交差

ブール演算の結果として作成されたメッシュにベベルを適用すると、ブール演算の交差で作成されたエッジにのみ影響を与えるようになりました。

(画像は公式サイトより引用)

モーショントレイルのアップデート

モーショントレイルに関する設定や情報が、モーショントレイルエディタに表示されるようになりました。

また、カスタム設定を使用することで、オブジェクトに複数のモーショントレイルを設定できます。

(画像は公式サイトより引用)

ドープシートエディタのアップデート

ドープシートエディタは、アニメーションのタイミングを直感的に操作・調整できるようになりました。

また、キーを区別するためのカスタマイズ可能なカラーパレットなども追加されています。

(画像は公式サイトより引用)

ほかにも、リギングやBifrostなど、さまざまな機能が更新されています。

詳細は公式サイトをご確認ください。

「Maya 2025」公式サイト

関連記事

Adobe、「Substance 3D Connector」をオープンソースとして公開。Blender・Maya・3ds MaxやUE5・Unityなどの間でのアセット共有を目指す
2024.04.08
Maya用のフリーリグ『アプリボットリグ』、中級者向けとして「グミー」が公開
2024.03.27
オリジナルキャラクター「流流」のリグ付きローポリモデル、3DアーティストのLee氏が無料公開
2024.02.28
MayaツールをPythonで制作する流れを丁寧に解説。「COYOTE 3DCG STUDIO」の技術ブログで初学者向け記事が公開
2024.01.30
2023年アドベントカレンダーから、ゲームメーカーズ編集部が注目した16記事を一挙紹介!
2023.12.26
Epic Games、MayaとUE5向けツール「Pose Driver Connect」を公開。Mayaで作成したセカンダリアニメーションをUE5に簡単インポート
2023.12.21

注目記事ランキング

2024.04.20 - 2024.04.27
1
【2022年5月版】今から始めるフォートナイトの「クリエイティブ」モードープレイ開始から基本的な操作方法まで解説
2
『フォートナイト』で動く本格的なゲームが作れるツール「UEFN」とは?従来のクリエイティブモードから進化したポイントを一挙紹介!
3
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧
4
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.1「アイテム系」
5
【CHALLENGE1】「クリエイター ポータル」を使って、UEFNで作成した島を世界中に公開する
6
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.5「島の設定」
7
フォートナイトとUEFNがv29.30にアップデート。すでに公開した島をプレイできないようにする機能が導入される
8
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.7「NPC系」Part1
9
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.2「ユーティリティ系」
10
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.4「ゲームシステム系」
11
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.6「チーム・対戦系」Part1
12
UEFNで使えるプログラミング言語「Verse」のノウハウが集結。『UEFN.Tokyo 勉強会 03 Verse Night』レポート
13
『フォートナイト』で建築ビジュアライゼーション!?UEFNでオリジナルの世界観をどう作り上げたか、その手法を解説【UNREAL FEST 2023 TOKYO】
14
まるで『マイクラ』?ボクセル地形を生み出す無料アセット「VoxelPlugin Free」で”地形を掘ったり積み重ねたり”して遊んでみよう
15
【STEP2】UEFNの基本的な使い方を覚えよう
16
フォートナイトとUEFNがv29.20にアップデート。見下ろし視点でもプレイヤーキャラクターの向きを操作できるようになった
17
フルカラー書籍「UEFN(Unreal Editor For Fortnite)でゲームづくりを始めよう!」、ついに本日発売!全国書店で好評発売中!
18
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.10「UI系」Part2
19
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.10「UI系」Part1
20
【CHALLENGE2-1】フレンドと一緒にゲームを作ろう――UEFNプロジェクトをチームメンバーとリアルタイムで共同編集する
21
【CHALLENGE3】UEFNの機能「ランドスケープ」を使ってオリジナルの地形を作る
22
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.3「プレイヤー系」
23
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.8「ゾーン系」
24
「UEFN」って実際どうなの? 編集部が3時間で「みんなで遊べるアクションゲーム(?)」を作ってみた
25
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.9「建築物系」Part1
26
【STEP4-2】リスポーンとチェックポイントの仕組みを作る
27
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.7「NPC系」Part2
28
【STEP4-1】コース外に出たらデスする仕組みを作る
29
Epic Games、200を超えるフォートナイトの島クリエイターが年間10万ドル以上の配当金を得られると発表。島の「プレイ時間」が影響
30
フォートナイトとUEFNがv26.30にアップデート。ロビー画面が一新され、クリエイターが島ごとにロビー背景を自由にカスタムできるように
VIEW MORE

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

フォグ(Fog)
フォグ 「霧」を意味する英単語。3DCGにおいて、現実の霧による見た目をシミュレーションする画面効果やエフェクトを指す。代表的なものとして、カメラから遠くにあるオブジェクトの色調を変化させることで遠近感を出す手法がある。
VIEW MORE

Twitterで最新情報を
チェック!