この記事の3行まとめ
- Googleが「Android 15」の開発者向けプレビュー版を初公開
- 現在はフィードバックを重視し、APIや新機能、動作変更を体験できる
- 部分的な画面共有などの機能が追加されたほか、さまざまなセキュリティ改善が行われている
Googleは2024年2月16日(現地時間)、「Android 15」の開発者向けプレビュー版を公開しました。
The first developer preview of #Android15 is here!
Try the updated features, test your apps, and collaborate with us to build the future of Android → https://t.co/IuFi0axz6o pic.twitter.com/jN9mvDGu6R
— Android Developers (@AndroidDev) February 16, 2024
The first developer preview of #Android15 is here!
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— Android Developers (@AndroidDev) February 16, 2024
「Android 15」はAndroidの次期バージョンで、今回の開発者向けプレビュー版が初公開。本プレビューでは、早期基本ビルドとして新たな機能やAPI、動作変更の体験が可能です。
本プレビューでのフィードバックなどを参考に今春からベータ版がリリースされ、6月から7月をめどに安定版の開発を完了。数か月の最終テストを経て正式リリースとなる予定です。
開発ロードマップ(画像は開発者ブログより引用)
Android 15では、バッテリーへの影響の最小化やアプリパフォーマンスの最大化、プライバシーやセキュリティの保護といった強化・改善が図られています。
開発者ブログで公開されている具体的な更新点は、以下の通りです。
- Android ADサービスを拡張レベル10に引き上げ、『プライバシーサンドボックス』の最新版を組み込む
- 「Android 14 extensions 10」を、健康とフィットネスのデータを管理・共有する「Health Connect by Android」に統合
- Linuxカーネルの「fs-verity」機能を使う新たなAPIを「FileIntegrityManager」に利用し、ファイルの改ざんや破損チェックを容易にしてセキュリティを強化
- デバイスの画面全体ではなく、アプリの一部分のみを録画・共有できる部分的な画面共有機能を追加
- アプリ内でカメラコントロールを行うための、フラッシュ強度調整などの拡張機能の追加
- USB経由で接続できるバーチャルMIDI 2.0デバイスのサポートを拡張
- デバイスの電源や発熱状況をもとにパフォーマンスを調整する「Android Dynamic Performance Framework(ADPF)」への継続投資
- NIOバッファ、ストリーム、セキュリティなどを含む、OpenJDKの改善
この開発者プレビューを利用できるデバイスは、Pixel 6以降およびPixel Fold、Pixel Tablet。
統合開発環境「Android Studio」を使用する際は、「Android Studio Jellyfish」の最新プレビュー版の使用が推奨されています。
Android 15 プレビューAndroid Developers Blog「The First Developer Preview of Android 15」