3D都市モデルプロジェクト「PLATEAU」、Unity向けSDKのツールキット群の「v1.0.0」をリリース。Unity上でアプリ開発をサポートするツールキット群

2024.02.06
ニュースUnity
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この記事の3行まとめ

  • 「PLATEAU SDK-Toolkits for Unity」の「v1.0.0」がリリース
  • 3D都市モデルを利用したUnity上でのアプリ開発をサポートするツールキット群
  • 3D都市モデルの編集を助ける「PLATEAU Utilities」が追加実装

国土交通省の主導する3D都市モデルプロジェクト「PLATEAU(プラトー)」は、「PLATEAU SDK for Unity」のアドオン「PLATEAU SDK-Toolkits for Unity」の「v1.0.0」をリリースしました。

「PLATEAU SDK-Toolkits for Unity」は、PLATEAUが提供する3D都市モデルのデータを利用した、Unity上でのアプリケーション開発を支援するツールキット群です。GitHub上で公開され、MITライセンスで提供されています。

(画像はGitHubより引用)

同アドオンは、3D都市モデルのグラフィックスを向上させる「Rendering Toolkit」や人や乗り物の設定を行いゲーム・映像制作やシミュレーションを支援する「Sandbox Toolkit」などを含んだ5つのコンポーネントから構成されていました。

今回のリリースにあわせて、Rendering Toolkitにはテクスチャ調整機能が追加されています。

(動画はGitHubより引用)

加えて、3D都市モデルの選択、高さや位置の調整などの編集の際に役立つ「PLATEAU Utilities」が追加実装されました。

使用できる機能は以下の通り。地物を一括選択できる「メッシュレンダラーの選択機能」や、地物の底面の高さを原点に整列させる「選択地物の整列機能」などが使用できます。

  • メッシュレンダラーの選択機能
  • メッシュ頂点の平面化機能
  • 選択地物の整列機能
  • プレハブへのライトマップ設定機能

GitHubでは各ツールの使用方法を説明するページが用意されている(画像はGitHubより引用)

記事執筆時点では、「PLATEAU SDK-Toolkits」を活用したサンプルアプリプロジェクトが4つ公開されています。今後、サンプルシーンを題材とした開発チュートリアルがリリース予定とのこと。

「PLATEAU SDK-Toolkits for Unity」のダウンロードページおよびリリースノートは、こちらをご確認ください。

Project-PLATEAU / PLATEAU-SDK-Toolkits-for-Unity|GitHub

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