「OpenAssetIO」のベータ版がリリース。コンピュータ上のパスではなくURIでアセットを指定し、保存場所に依存しないアセット管理を実現

「OpenAssetIO」のベータ版がリリース。コンピュータ上のパスではなくURIでアセットを指定し、保存場所に依存しないアセット管理を実現

2023.11.21
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この記事の3行まとめ

  • オープンソースの相互運用性規格「OpenAssetIO」、ベータ版がリリース
  • コンピュータ上のパスではなく、「エンティティ参照」でアセットを特定する
  • NukeやAYONなどのソフトウェアで利用可能

Academy Software Foundationは、「OpenAssetIO」のベータ版を公開しました。

画像は公式ブログより引用

OpenAssetIO」とは、メディア制作ツールとアセット管理システム間のアセットのやり取りに使用できる、オープンソースの相互運用性(※)の規格です。
※ 異なるプログラム間が各々の実装を知ることなしにデータのやり取りが行える能力。共通のファイル規格や通信規則などによって達成される

相互運用性の規格があることで、ツールと管理システムがそれぞれの実装に依存しない形で通信できるため、制作パイプラインの統合やメンテナンスのコストが削減されます。

OpenAssetIOは、従来より採用されているコンピュータ上のパスではなく、URIで記述される「エンティティ参照」によってアセットを特定します。これにより、保存場所に関係なくアセットを使用できるとしています。

公開されたベータ版は、映像制作ソフト「Nuke」や、オープンソースのパイプラインプラットフォーム「AYON」などで利用可能です。また、Asset Resolutionを使用するOpenUSDOpenTimelineIOなどもサポートします。

詳細は、こちらをご覧ください。

『OpenAssetIO Beta Release Now Available』OpenAssetIO | GitHub

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