「OpenAssetIO」のベータ版がリリース。コンピュータ上のパスではなくURIでアセットを指定し、保存場所に依存しないアセット管理を実現

「OpenAssetIO」のベータ版がリリース。コンピュータ上のパスではなくURIでアセットを指定し、保存場所に依存しないアセット管理を実現

2023.11.21
ニュース
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • オープンソースの相互運用性規格「OpenAssetIO」、ベータ版がリリース
  • コンピュータ上のパスではなく、「エンティティ参照」でアセットを特定する
  • NukeやAYONなどのソフトウェアで利用可能

Academy Software Foundationは、「OpenAssetIO」のベータ版を公開しました。

画像は公式ブログより引用

OpenAssetIO」とは、メディア制作ツールとアセット管理システム間のアセットのやり取りに使用できる、オープンソースの相互運用性(※)の規格です。
※ 異なるプログラム間が各々の実装を知ることなしにデータのやり取りが行える能力。共通のファイル規格や通信規則などによって達成される

相互運用性の規格があることで、ツールと管理システムがそれぞれの実装に依存しない形で通信できるため、制作パイプラインの統合やメンテナンスのコストが削減されます。

OpenAssetIOは、従来より採用されているコンピュータ上のパスではなく、URIで記述される「エンティティ参照」によってアセットを特定します。これにより、保存場所に関係なくアセットを使用できるとしています。

公開されたベータ版は、映像制作ソフト「Nuke」や、オープンソースのパイプラインプラットフォーム「AYON」などで利用可能です。また、Asset Resolutionを使用するOpenUSDOpenTimelineIOなどもサポートします。

詳細は、こちらをご覧ください。

『OpenAssetIO Beta Release Now Available』OpenAssetIO | GitHub

関連記事

ゲームエンジン&配信プラットフォーム統合型ツール「s&box」がオープンソース化。MITライセンスのもと無償で利用可能
2025.11.28
魅力的なムービーシーンの演出とは?アークシステムワークス、『GUILTY GEAR』シリーズの映像制作ノウハウを動画で解説
2025.11.28
Epic Gamesのフォトグラメトリツール「RealityScan」、バージョン2.1にアップデート。自動化処理やLiDAR活用機能などが強化
2025.11.27
12/27(土)開催のインディーゲーム展示会「大阪ゲームダンジョン」、入場チケット販売開始。18歳以下は無料で参加可能
2025.11.27
クロスプレイにも対応した最大32人での対戦ゲーム『Sonic Rumble』の開発事例がUnity公式ブログで公開。モバイル環境でも安定したパフォーマンスを実現する手法を紹介
2025.11.27
「RPG Maker」公式がユーザー作品をSteamで紹介!「RPG Maker Festival 2026」参加タイトルを12/14(日)まで募集中
2025.11.26

注目記事ランキング

2025.11.21 - 2025.11.28
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ブループリント(Blueprint)
ブループリント
  1. 設計図。
  2. アンリアルエンジンにおいて、標準搭載されているビジュアルスクリプト言語。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!