この記事の3行まとめ
2023年6月23日(金)、バンダイナムコ研究所とACESはAI研究開発用の3Dモーションデータセットを制作、ACES公式サイトにて販売を開始しました。
本日、ACES様と共同で「AI研究開発向けに研究開発用3Dモーションデータセットを制作」をリリースしました
ダンス動作を表す6種類のコンテンツと『かわいい』『荒々しい』などのキャラクター性を反映した7種類のスタイルを組み合わせた計42種類のモーションセットですhttps://t.co/eoRW3TUnl1 pic.twitter.com/LKF7hGCSKX
— バンダイナムコ研究所 (@bnken8765) June 23, 2023
本日、ACES様と共同で「AI研究開発向けに研究開発用3Dモーションデータセットを制作」をリリースしました
ダンス動作を表す6種類のコンテンツと『かわいい』『荒々しい』などのキャラクター性を反映した7種類のスタイルを組み合わせた計42種類のモーションセットですhttps://t.co/eoRW3TUnl1 pic.twitter.com/LKF7hGCSKX
— バンダイナムコ研究所 (@bnken8765) June 23, 2023
バンダイナムコ研究所とACESは、2022年1月にAIによるキャラクターのモーション生成に関する研究開発プロジェクトを発足しています。
本プロジェクトでは、モーション生成にAI技術「モーションスタイル変換」を利用。同技術は、モーションを動作の内容を表す「コンテンツ」(例:歩く)と動作のニュアンスを表す「スタイル」(例:楽しそうに)に分解。
これら2つのモーションをかけ合わせた際、片方の「コンテンツ」を維持しつつ、もう一方の「スタイル」を反映した新しいモーション(例:楽しそうに歩く)を作成する技術が、モーションスタイル変換です。
モーションスタイル変換モデルに必要な3Dモーションデータセットも制作されています。2022年4月には研究やAIの検証などで利用可能な非商用向けのライセンスとして、一部のデータセットがGitHubにて無料公開されました。
今回販売を開始した3Dモーションデータセットは、より高品質なデータや商業利用に関する要望に応えるために制作。とくに、エンターテインメント分野において実用的で希少性の高いモーションを中心に制作されているとのこと。
収録内容は、ダンスの動作を表す6種の「コンテンツ」と、「かわいい」「荒々しい」などのキャラクター性を反映した7種類の「スタイル」を組み合わせた、計42種類のモーションで構成。
モーションは120FPSで収録されており、計1,475,826フレームのデータが含まれます。
本データセットはモーションAI技術の研究開発での利用を想定されていますが、3Dアニメーション制作やゲーム開発にも活用できると発表されています。なお、本データセットの商用利用も可能。
詳細は、ACES公式サイトやバンダイナムコ研究所のニュースリリースをご確認ください。
ACES公式サイトニュースリリース(バンダイナムコ研究所)