Microsoft、「Havok Physics」を搭載したオープンソースのWebレンダリングエンジン『Babylon.js 6.0』をリリース

Microsoft、「Havok Physics」を搭載したオープンソースのWebレンダリングエンジン『Babylon.js 6.0』をリリース

2023.04.24
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この記事の3行まとめ

  • Microsoft、オープンソースのWebレンダリングエンジン『Babylon.js 6.0』をリリース
  • 物理エンジン「Havok Physics」の機能を備えている
  • 流体のレンダリング、反射、テクスチャデカールなどの機能も実装

Microsoftは2023年4月21日、Webブラウザに3Dグラフィックスを表示するWebレンダリングエンジン『Babylon.js 6.0』をリリースしました。

『Babylon.js』は、JavaScriptライブラリを使ったオープンソースのWebレンダリングエンジン。すべてのブラウザとプラットフォームで動作し、Apache License 2.0ライセンスにより無料で使用できます。

最新版の『Babylon.js 6.0』では、新しく「Havok Physics」をサポートしている点が最大の特徴です。

Havok Physicsは、Microsoft子会社のHavok社が開発する物理エンジンです。Havok Physicsが『Babylon.js 6.0』に実装されたことにより、コリジョンシェイプとフィジカルボディを区別し、物理シーンをより細かく制御できるようになります。

デモはこちらから体験でき、こちらではコードを変更しながら試用できます。

(画像はニュース記事より引用)

さらに、『Babylon.js 6.0』はパフォーマンス優先モードを実装しており、最大50倍の高速レンダリングを可能としています。

(画像はニュース記事より引用)

そのほかにも、流体のレンダリング、反射の表現、テクスチャにデカールをオーバーレイできる機能など多くの機能を実装しています。

詳しくは、『Babylon.js 6.0』公式サイトをご確認ください。

Announcing Babylon.js 6.0『Babylon.js 6.0』公式サイト

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