Microsoft、「Havok Physics」を搭載したオープンソースのWebレンダリングエンジン『Babylon.js 6.0』をリリース

Microsoft、「Havok Physics」を搭載したオープンソースのWebレンダリングエンジン『Babylon.js 6.0』をリリース

2023.04.24
ニュース
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Microsoft、オープンソースのWebレンダリングエンジン『Babylon.js 6.0』をリリース
  • 物理エンジン「Havok Physics」の機能を備えている
  • 流体のレンダリング、反射、テクスチャデカールなどの機能も実装

Microsoftは2023年4月21日、Webブラウザに3Dグラフィックスを表示するWebレンダリングエンジン『Babylon.js 6.0』をリリースしました。

『Babylon.js』は、JavaScriptライブラリを使ったオープンソースのWebレンダリングエンジン。すべてのブラウザとプラットフォームで動作し、Apache License 2.0ライセンスにより無料で使用できます。

最新版の『Babylon.js 6.0』では、新しく「Havok Physics」をサポートしている点が最大の特徴です。

Havok Physicsは、Microsoft子会社のHavok社が開発する物理エンジンです。Havok Physicsが『Babylon.js 6.0』に実装されたことにより、コリジョンシェイプとフィジカルボディを区別し、物理シーンをより細かく制御できるようになります。

デモはこちらから体験でき、こちらではコードを変更しながら試用できます。

(画像はニュース記事より引用)

さらに、『Babylon.js 6.0』はパフォーマンス優先モードを実装しており、最大50倍の高速レンダリングを可能としています。

(画像はニュース記事より引用)

そのほかにも、流体のレンダリング、反射の表現、テクスチャにデカールをオーバーレイできる機能など多くの機能を実装しています。

詳しくは、『Babylon.js 6.0』公式サイトをご確認ください。

Announcing Babylon.js 6.0『Babylon.js 6.0』公式サイト

関連記事

Unreal Engine学習者向け映像作品コンテスト「UE5ぷちコン 映像編 7th」エントリー開始。テーマは「選択」
2025.12.19
映像制作に焦点を当てたUE5勉強会「Cinematic Deep Dive’25」、アーカイブ動画・スライド資料が一部公開
2025.12.19
Steamストアページ画像などを作成できるジェネレーター、アセット配信サイト「Kenney」が提供開始。有償アセットパックに収録
2025.12.19
カカリアスタジオ、『あんスタ!!』シリーズのUIアップデートにおける開発ワークフローの効率化手法をZennにて公開
2025.12.19
Epic Gamesの資金援助プログラム「Epic MegaGrants」、2026年度の募集期間が発表。第1期は1/12~3/20、第2期は6/29~9/4
2025.12.18
Unity公式カンファレンス「Unite 2025」講演動画が約50本公開。40本以上は日本語吹き替え音声つき
2025.12.18

注目記事ランキング

2025.12.13 - 2025.12.20
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

マージ(Merge)
マージ 何か複数のものをまとめて1つに融合・統合すること。ゲーム開発において、多くの場合、異なる作業者が同一のファイルを編集したのち、ひとつに統合する作業のこと。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!