この記事の3行まとめ
- Unity Toon Shaderの公式マニュアルが日本語に翻訳
- Unity Toon Shaderは、Unity-chan Toon Shader ver 2.0の後継となる、2影トゥーンシェーダー
- 「アウトライン」や「リムライト」、「天使の輪」など、リッチなトゥーン表現のための機能も多彩
Unity公式トゥーンシェーダー「Unity Toon Shader」の公式マニュアルが、日本語に対応しました。
Unity Toon Shader(UTS3)は、Unity-chan Toon Shader ver 2.0 (UTS2)の後継として開発された、Unity公式のトゥーンシェーダー。Unityにおけるすべてのレンダーパイプラインに対応しています。
Unity Toon Shaderは、影の濃さを最大3段階に分けてセルシェーディングを実行。「影なし」「薄めの影(1影)」「濃いめの影(2影)」の色を指定する3つのテクスチャマップから、影の濃さに対応したマップのカラーを出力します。
左:基本色(影なし)マップ、右:1影色マップ(画像は公式マニュアルより引用)
基本色マップと1影色マップを使用したUnity Toon Shaderの使用例。首や脚など、影がかかる部分に1影色マップのカラーが使用されているのがわかる(画像は公式マニュアルより引用)
加えて、より高度なトゥーン表現を実現する「アウトライン」や「リムライト」といった多彩な機能を備えています。
3Dモデルのエッジに逆光表現を加える、Rim Light(リムライト)効果の適用例。ライト強度や色、ぼかしの有無などが設定可能(画像は公式マニュアルより引用)
キャラクターの髪にリング状のツヤ表現を追加する、Angel Ring(天使の輪)効果の適用例(画像は公式マニュアルより引用)
翻訳されたマニュアルには、Unity Toon Shaderのチュートリアルのほか、Inspectorウィンドウにおける各効果の設定方法、サンプルプロジェクトへのリンクなどが記載されています。
詳細は、公式マニュアルをご覧ください。
『Unity Toon Shader』公式マニュアル