サービス終了したストラテジーカードゲーム『Duelyst』、オープンソース化。個人の利用・改変だけでなく、商用利用も可能

2023.01.12
ニュース
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • ストラテジーカードゲーム『Duelyst』がオープンソース化
  • ソースコードや画像、音声などのゲームデータがGitHubで無償配布されている
  • 個人での利用・改変だけでなく、商用利用も認められる

Counterplay Gamesは、ストラテジーカードゲーム『Duelyst』をオープンソース化したことを発表しました。

『Duelyst』は、2016年にサービス開始された基本プレイ無料の対戦型カードゲーム。ユーザーからの高い評価を獲得したが、2020年にサービス終了

GitHubにて、サービス終了した当時(v1.96.17)の『Duelyst』のソースコードとアセットが無償で配布されており、自由にゲームデータを利用できます。

Releaseページからデスクトップで動作するプロジェクトファイルやソースコードなどが、ダウンロード可能(画像はGitHubより引用)

コードは主にJavaScriptCoffeeScriptで記述されている。これらの言語でウェブアカウントシステムを実装したい場合は、参考になるかもしれない

ドット絵などの素材関係は主に「app\resorces」、もしくは「app\original_resources」に格納されている

画像ファイルのほか、音声やフォントのデータなどもすべて利用可能

なお、本作は「CC0(Creative Commons Zero v1.0 Universal)」として配布されているため、ユーザー個人での利用・改変だけでなく、商用目的での利用も認められています。

すでに発見されている不具合やバグは、GitHub内の「Open Issues」にてまとめられており、新たに不具合やバグを見つけた際は、「Open Issues」で報告できます。

また、ゲーム内の言語は英語とドイツ語のみですが、「app\localization\locales」内のファイル更新とともにプルリクエストを送信すると、他言語への翻訳を提供できます。

開発者用のDiscordサーバーも用意されています。フロントエンド、バックエンド、インフラストラクチャのディスカッションが行われているとのこと。

また、Counterplay Gamesから許諾を受けたDream Sloth Gamesが『Duelyst Ⅱ』の開発を進めており、2022年12月17日よりパブリックベータテストが行われています。Steamストアページおよび公式サイトから誰でも無料で参加可能です。

GitHub 『open-duelyst / duelyst』『Duelyst Ⅱ』公式サイト

関連記事

『CLIP STUDIO PAINT Ver.4.0』に生成AIの学習から保護するノイズ追加や、イラストのポーズを調整できる「パペット変形ツール」搭載。2025年3月にリリース予定
2024.11.21
重さ約2kgのアルゴリズム解説書籍『アルゴリズムイントロダクション第4版総合版』、近代科学社より12/3(火)に発売
2024.11.21
デスクトップPCの定位置を机の下から動かせる「7段階昇降CPUワゴン」、サンコーより発売。耐荷総重量80kgでワゴンの上にも載せられる
2024.11.21
「mocopi」+VR機器でフルボディトラッキング。「mocopi」をSteamVRの仮想トラッカーとして使う『mocopi VR』、ソニーがリリース
2024.11.21
インディーゲーム紹介番組「INDIE Live Expo 2024.12.7」、番組内容が発表。『けものティータイム』『ゆんゆん電波シンドローム』など注目タイトル多数
2024.11.20
「Blender 4.3」正式リリース。EEVEEにおいてライトリンキングやグリースペンシルが使用可能に、ジオメトリノードには反復処理機能追加
2024.11.20

注目記事ランキング

2024.11.14 - 2024.11.21
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

フォワードシェーディング(Forward Shading)
フォワードシェーディング オブジェクト毎にライティングの計算を行い、その計算結果を描画するレンダリング手法。フォワードレンダリングともいう。ディファードシェーディング(Deferred Shading)に比べてポストプロセスの自由度は低いが、(何も物を配置しなかった際にかかる)最低限の描画コストが低く、アンチエイリアス処理などにおいてフォワードシェーディングの方が有効な分野も存在する。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!