『Blender 3.3 LTS』がリリース候補版(Release Candidate)へ。正式版は現地時間9月7日にリリース予定、カーブオブジェクトによるヘアグルーミング機能などが追加

2022.09.02
ニュース3DCGBlender
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • 『Blender 3.3 LTS』がリリース候補版(Release Candidate)へ
  • カーブオブジェクトをもとにして髪や毛を生やすことができる新機能が追加。その他多くの機能が追加・改善
  • 『Blender 3.4』のアルファ版もダウンロード可能に。2022年12月7日に正式リリース予定

Blender開発チームは、無料オープンソースの3DCGツール『Blender』の次回バージョンである『Blender 3.3 LTS」がリリース候補段階(Release Candidate)に入った旨を告知しました。公開されている開発スケジュールによれば、正式版は現地時間2022年9月7日にリリースされる予定です。

Blenderは定期的に2年間のサポートを保証する長期サポートバージョンをリリースしています。前回の長期サポートバージョンは『Blender 2.93 LTS』であり、『Blender 3.3 LTS』はバージョンが「3.x」系に移行してから初の長期サポートバージョンとなっています。

アップデートによる大きな更新点としてカーブオブジェクトをもとにした新たなヘアグルーミングシステムが追加されました。このシステムについては公式ブログでも取り上げられています。

新たなカーブオブジェクト「Empty Hair」

この他にも新しいスカルプトツールジオメトリノードの追加各種動作の高速化などさまざまな更新が行われています。詳細はBlender 3.3リリースノートをご確認下さい。

なお、次々回のアップデートである『Blender 3.4』も、既にアルファ版がダウンロード可能です。こちらは現地時間2022年12月7日にリリースが予定されています。

Blender 3.3 Release NotesThe Future of Hair Grooming

関連記事

2024ブラックフライデーセール情報まとめ。ゲーム開発に役立つ、Unity Asset StoreやAdobeなどの大幅値下げセール(随時更新)
2024.11.22
CGの国際カンファレンスの東京開催を記念した産学交流会「SIGGRAPH Asia 2024 プロダクション ミートアップ」開催。学生・学校関係者は参加費無料
2024.11.22
「Blender 4.3」正式リリース。EEVEEにおいてライトリンキングやグリースペンシルが使用可能に、ジオメトリノードには反復処理機能追加
2024.11.20
HoudiniでUSDを扱う「Solaris」にフォーカスした公式技術デモのプロジェクトファイル「Project Greylight」が公開。無料でダウンロード可能
2024.11.20
Blender入門書を卒業したユーザー向けの書籍『プロフェッショナルBlneder』、ボーンデジタルが2024年11月下旬に発売予定
2024.11.18
プレイヤーの動きによって波立つ水面をNiagaraで実装。ホラーゲーム『Still Wakes the Deep』開発者による水の表現手法を解説する記事が、UE公式ブログにて公開
2024.11.11

注目記事ランキング

2024.11.16 - 2024.11.23
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

法線
ホウセン 頂点がどの方向に向いているのかを決定するベクトル情報。ライティング情報を受けて、どのような方向に陰影を作リ出すかを決定する処理に利用する。 マテリアル内で、計算やテクスチャ情報により法線をコントロールすることで、メッシュそのものを弄らずに立体感を出すことが可能。 面の表裏を表す面法線もある。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!