『Unity 2021 LTS』が公開、2年間の開発サポートのほかビジュアルスクリプティングなどの機能がアップデート

2022.05.11
ニュースUnity
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Unityが『Unity 2021 LTS』を公開
  • 2年間、開発をサポートするリリースプラン
  • Visual scriptingなど主要な機能にもアップデート

GDC 2022で公開されたUnity 2021 LTSの紹介動画

2022年4月13日、Unityが『Unity 2021 LTS』を公開したことを発表しました。

LTS(Long Term Support)は、Unityの提案するリリースプランの1つです。リリース後2年間のサポートが保証されるため、安定した環境でのゲーム開発が可能になるほか、搭載される機能はTECH ストリーム(※)を経て調整されたものであり不具合も少ないことも特徴です。

※ Unityの提案するもう1つのリリースプラン。Unityが開発中の最新機能を使用できることが特徴で、TECH ストリームで検証が行われ、調整された機能がLTS(※)に搭載される。

Unity 2021 LTSは、2024年までの開発がサポートされます。なお、Unity 2019 LTSは、2022年6月上旬のアップデートを最後にサポートを終了する予定です。

本記事では、Unity 2021 LTSの公開に伴い、従来のバージョンから変更された点をいくつか紹介します。

「Visual scripting」がアップデートされました。よりシンプルに、ノーコードでプロトタイプ作成を行うことが可能になります。

「Universal Render Pipeline(URP)」および「High Definition Render Pipeline(HDRP)」が強化されたことで、グラフィック表現がさらに強化されました。

ChromeOSmacOSベースの Apple シリコンや最新コンソールであるPlayStation 5Xbox Series X|Sに対応します。OpenXROculus向けの改良を活用したAR/VR開発、Samsung Adaptive Performance 3.0に最適化されたことで、モバイル向け開発、およびAndroid向けのアセットバンドル作成を活用したパブリッシングを行うことが可能になります。

より詳細な情報は、リリースノートから確認できます。

『Unity 2021 LTS』 公開発表記事『Unity 2021 LTS』 リリースノート

関連記事

Unity 6.1は4月リリース。Meta Quest対応やWebGPU正式サポートなど、今後のロードマップが語られた「GDC 2025」講演アーカイブが公開中
2025.03.22
「Unity ゲーミングレポート 2025」が無料で公開。Unityで開発する約500万人のデータなどを分析し、AI活用・モバイルゲーム開発の動向などをレポート
2025.03.19
『PLATEAU SDK for Unity GIS Sample』、v1.3.0にアップデート。歩行者・自動車の視点で街を散策できるモードなどが搭載
2025.03.18
ノードベースのビヘイビアツリーをUnity 6の新機能「Unity Behavior」で実装。テクロスが解説記事を公開
2025.03.17
幅や解像度が自動調整されるUIを収録。UnityのShader Graphを活用した公式サンプルパック「UGUI Shaders」リリース
2025.03.14
ライトマップやライトプローブで、オブジェクトにリアルな陰影を表現。室内シーンにフォーカスしたUnityのライティング設定、Aimingが自社ブログで解説
2025.03.11

注目記事ランキング

2025.03.18 - 2025.03.25
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

プラットフォーム(Platform)
プラットフォーム
  1. サービスやシステムを動作させるための共通基盤とその環境のこと。
  2. ゲームにおいては、特定のゲームハードやゲームを販売しているストアのことを示す。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!