この記事の3行まとめ
- Valve、VRヘッドセット「Steam Frame」を発売。256GBモデル1,059ドル、1TBモデル1,299ドル。Steam直販は予約サインアップ制
- PCやSteam Deckからのストリーミングに加え、100本以上のゲームはスタンドアロンでも動作。『Half-Life: Alyx』を同梱
- 日本・台湾・香港では「KOMODO STATION」で販売。数量限定の開発者キットはSteamパートナーダッシュボードから申請できる
Valveは2026年9月14日(現地時間)、ワイヤレスVRヘッドセット「Steam Frame」を発売しました。ストレージ256GBモデルが1,059ドル、1TBモデルが1,299ドルです。
日本・台湾・香港では「KOMODO STATION」を通じて販売されます。
Steam Frame: Official Overview and Quick Start Guide
KOMODO STATIONは、Steamハードウェアシリーズの正規販売代理店「KOMODO」が運営するオンラインストアです。同サイト上での「Steam Frame」国内価格は、256GBモデルが199,980円、1TBモデルが244,980円(※)。
※ 記事執筆時点、256GBモデルはすでに売り切れとなっている
「Steam Frame」は、SteamOS 3を搭載したワイヤレスVRヘッドセットと、左右一対のコントローラのセットです。ヘッドセットの重量はヘッドストラップ込みで440g。VRゲームと非VRゲームの両方に対応し、デスクトップPCやノートPC、Steam Deckからのストリーミングで、Steamライブラリ内のすべてのゲームをプレイできます。Steam Machineからのストリーミングは近日対応予定です。
スタンドアロンでのプレイにも対応。SoCにARM64アーキテクチャのSnapdragon 8 Gen 3、メモリに16GBのLPDDR5Xを搭載します。PCからのストリーミングなしで動作すると確認されたゲームには「Steam Frame Standalone Verified」の表示が付き、発売時点で100本以上が該当します。
(画像はニュースリリースより引用)
ディスプレイは2160×2160のLCDを片目に1枚ずつ、計2枚備え、リフレッシュレートは72〜144Hz(144Hzは実験的)。薄型のパンケーキレンズを採用し、視野角は最大110度です。
視線の先だけを高画質で送る「中心窩ストリーミング」も搭載。内蔵のアイトラッキングカメラ2個で視線を検出し、画質と実効帯域幅が通常10倍以上向上するとしています。
(画像は製品ページより引用)
無線は2×2のWi-Fi 7に対応し、5GHz帯のWi-Fi接続と6GHz帯のVRストリーミングを同時に行えるデュアル無線構成。PC側に接続する6GHz帯のワイヤレスアダプターが同梱されます。
トラッキングとパススルーは、外向きのモノクロカメラ4個で行います。5K HDRカラーパススルーに対応し、カラーパススルーは対応アクセサリとして案内されているArcturus Vision製カメラで追加する形です。
(画像はArcturus Vision Cameraの製品ページより引用)
コントローラは、左に十字キー、右にABXYボタンと、ゲームパッドのボタン配置を左右に分けた形です。非VRゲームもそのまま操作できます。VR向けの入力は、既存のSteamVRタイトル全体と後方互換とされています。静電容量式のフィンガートラッキングに対応し、各コントローラは単3電池1本で約40時間動作します。
(画像は製品ページより引用)
本製品には『Half-Life: Alyx』が同梱されます。有効化できるのは1台につき1コピーで、すでに同作をライブラリに持っている場合は追加できません。なお、電源ユニット(29ドル)など純正アクセサリ3種も別売りされますが、購入できるのは本体のチェックアウト時にカートへ追加する場合に限られます。
米国・カナダ・英国・EU・オーストラリアではSteamが直販し、9月17日午前10時(太平洋時間)まで予約のサインアップを受け付けています。Steam Machineと同じ方式で、締切後に申し込みを一度だけランダムに並べ替えて購入の順番を決め、予約枠に入った人には9月18日(現地時間)から順次、購入手続きのメールが届きます。サインアップには2026年4月27日(現地時間)より前のSteamでの購入履歴が必要で、申し込みは1世帯につき1回に限られます。
開発者向けには、Steam Frame開発者キットプログラムが用意されています。ストリーミングでもスタンドアロンでもSteamのゲームが快適に動くようにするのが狙いです。開発者の手元に実機が増えるほどフィードバックが集まり、Windows向けゲームをSteamOS上で動かす互換レイヤー「Proton」とSteamOSの改善、Steamライブラリ全体の互換性向上につながるとしています。キットは数量限定ながら継続的に発送される予定で、Steamパートナーダッシュボードから申請できます。
詳細はニュースリリースや製品ページ、「KOMODO STATION」をご確認ください。
「Steam Frame販売開始!」ニュースリリース「Steam Frame」製品ページ「Steam Frame」販売ページ|KOMODO STATION