この記事の3行まとめ
- 3DゲームやVRアプリに適したゲームエンジン「UNIGINE」のバージョン2.22がリリース
- アニメーション・カットシーン制作などを1本のタイムライン上で行える「Sequencer」が実装
- 経路探索システムが刷新され、シーンのジオメトリからナビメッシュを自動でベイク可能に
2026年9月10日(現地時間)、ゲームエンジン「UNIGINE」の最新バージョン「UNIGINE 2.22」がリリースされました。
UNIGINE Engine 2.22 Feature Highlights
UNIGINE Engineは、3DゲームやVRアプリの開発などに使用できるゲームエンジンです。C++やC#、独自のスクリプト言語「UnigineScript」などに対応しています。
バージョン2.22では、従来のアニメーションツール「Tracker」の後継となる「Sequencer」が搭載されました。1本のタイムラインでアニメーション設定やカットシーン制作などが可能で、シーン内のライティングやカメラ、マテリアル、サウンドなどを制御できます。
Trackerには備わっていなかったC++/C#のAPIも用意。また、Trackerのファイル(*.track)をSequencer用のアニメーションデータファイルに変換できます。
(画像はdevlogより引用)
アニメーショングラフには、IKや関節の可動範囲の制限を扱うノードなどが追加されました。
経路探索のシステムも再構築され、手作業での作業方式に代えて、ナビメッシュ生成ライブラリ「Recast & Detour」をシステムの中核に導入。ナビメッシュはエディタ上およびランタイムのいずれでも、シーンのジオメトリから直接ベイクできます。
あわせて、「Navigation Mesh Area Volume」など3種類のナビゲーションノードが実験的機能として追加されました。
エリアごとに色分けされたナビメッシュ(画像はdevlogより引用)
AIエージェントの統合に関しては、従来は手動で「MCPBridge」プラグインを追加する必要があったのに対して、本バージョンではワンクリックでエディターとの連携を完了でき、AI機能に関するドキュメントやプロンプトもまとめて揃えられる「AI Toolkit」が導入されました。
(画像はdevlogより引用)
そのほか、DirectX 12やVulkan、VRで動的解像度スケーリング(Dynamic Resolution Scaling)に対応したほか、地理空間情報を扱うツール群「Cesium」との連携(※)、古いMaya/3ds Max用プラグインの削除などが実施されています。
※ UNIGINEのAIトレーニング・シミュレーション向けエディション「UNIGINE 2 Sim」のみで利用可能