この記事の3行まとめ
- 3DCGツール「Maya 2027」がリリース
- ngSkinToolsが統合され、レイヤーベースのスキニングエディターとして実装
- 「スマートベベル」機能の追加や、USD関連機能の強化などが行われた
Autodeskの日本法人であるオートデスクは2026年3月26日(木)、3DCGツール「Maya」の最新バージョン「Maya 2027」がリリースされたことを、同社が運営するWebメディア「AREA JAPAN」で発表しました。
(画像はAREA JAPANより引用)
今回のアップデートでは、レイヤーベースの新たなスキニングエディターの実装や、高精細なベベルを施せる「スマートベベル」機能の導入、USD関連ツールの追加などが実施されました。
ngSkinToolsベースの新たなスキニングエディターが実装
2025年にAutodeskによって買収されたMayaのスキニング用プラグイン「ngSkinTools」が正式にMayaに統合され、レイヤーベースの非破壊編集が可能な新たなスキニングエディターとして実装されました。
機能の概要や基本的な使い方などは、「Maya 2027」のヘルプページにまとめられています。
新搭載されたスキニングエディターの使用例(画像はAREA JAPANより引用)
「スマートベベル」が追加。ブール演算後のメッシュでも活用可能に
従来のベベル機能はエッジの間隔のみを参照していたため、エッジが不規則に入り組んでいるメッシュではベベルが乱雑になる不具合がありました。
このたび追加された「スマートベベル」は、メッシュの隙間や曲面のラインを流れで捉えることで、より洗練されたベベルを施せます。
ブール演算で組み上げた複雑な形状のメッシュに対しても、ベベルを効果的に作用できるとしています。
「スマートベベル」でメッシュに面取りを施す様子(画像はAREA JAPANより引用)
USD連携を強化する2つのアセット管理ツールが追加
MayaでUSD形式を扱えるプラグイン「USD for Maya」に、新たなアセット管理ツール「Component Creator」「USD Variant Manager」が追加されました。
「Component Creator」は、JSON形式で記述されたテンプレートに基づきアセットの階層構造や拡張子などを一括変換できます。
(画像は「Maya 2027」ヘルプページより引用)
「USD Variant Manager」は、USDのバリアント(※)を直感的に作成・管理できるUIです。
※ モデルの色や質感などの差分を1つのアセットに格納し、シーンごとに切り替えられる仕組み
専用ウィンドウ内に全てのバリアントが一覧表示され、右クリックなどで手軽に新規作成・削除・編集などが行えます。
「USD Variant Manager」でバリアントを表示するイメージ画像(画像は「Maya 2027」ヘルプページより引用)
そのほか、ノードベースでモデリング・エフェクト制作が可能なMaya公式プラグイン「Bifrost」がバージョン3.0.0.0に更新されたほか、Mayaのエディターから直接「Autodesk Flow Studio」にアクセスできるボタンが実装されるなど、多岐にわたるアップデートが施されています。
詳細はAREA JAPANの記事や「Maya 2027」ヘルプページをご確認ください。
「Maya 2027 新機能」AREA JAPAN「Maya 2027 の新機能」Maya 2027ヘルプページ