この記事の3行まとめ
- リアルタイム3Dレンダリング技術を発信するオンラインカンファレンス「REAC 2025」、講演情報が公開
- 参加費無料のイベント。開催日時は2025年6月11日(水)・6月12日(木)の各日午前0時~3時(日本時間)
- 『モンスターハンターワイルズ』開発事例や、Ubisoftの内製ゲームエンジン「Anvil」を解説する講演などが実施される
リアルタイム3Dレンダリング技術の発信を目的とするオンラインカンファレンス「REAC 2025」について、講演の詳細情報が公開されました。
同イベントは無料で参加可能。開催日時は、2025年6月11日(水)・6月12日(木)の各日午前0時~3時(日本時間)です。
REAC 2025 talk details have been posted on the website! Register today – it's free! https://t.co/cwrCfbUKTf
If you can share this message, we'd appreciate it. Thanks, and see you soon! pic.twitter.com/FNKE4j5LKc
— c0de517e/AngeloPesce (@kenpex) May 10, 2025
「REAC(Rendering Engine Architecture Conference)」は、ゲームや映画などで活用される3Dレンダリング技術の知見などを発信するオンラインカンファレンス。
予算ゼロ・スポンサーなしで運営することを特徴としており、無料で誰でも参加できます。
主催は数名のゲーム開発者などで構成されるプログラム委員会(Program Committee)が担当。委員会には、ソニー・インタラクティブエンタテインメントのサンタモニカスタジオに在籍するStephen McAuley氏や、RobloxのAngelo Pesce氏らが所属しています。
(画像は公式サイトより引用)
昨年に実施された「REAC 2024」では、『Call of Duty』や『ディアブロ IV』といったタイトルの開発事例を扱った講演などが実施されました。
なお、過去の「REAC」で実施された講演のアーカイブ動画やスライド資料が公開中。動画はイベント公式YouTubeチャンネルにて視聴でき、スライド資料は公式サイトにおける各年のイベントページよりダウンロードできます。
『Call of Duty』のパフォーマンスを低下させていたUI・HUDの問題を解決するシステムについて解説した講演『Optimizing the UI’s CPU bound frame rate in Call of Duty』のアーカイブ動画
このたび開催される「REAC 2025」では、カプコンやSaver Interactive、Ubisoftといった各国のゲーム開発会社などが登壇します。
カプコンの講演では、『モンスターハンターワイルズ』や『ドラゴンズドグマ 2』の開発で採用された、Meshletを用いた3Dレンダリング機能について解説。また、『Warhammer 40000: Space Marine 2』の開発に用いられたSaver Interactive内製ゲームエンジン「Swarm Engine」や、Ubisoftの内製ゲームエンジン「Anvil」を解説する講演なども実施されます。
「REAC 2025」は専用の登録フォームより申し込むことで参加可能。申込後、イベントのDiscordサーバーへの招待と講演視聴用URLがメールにて送付されます。
なお、講演の実施時刻などスケジュールに関しては後日発表されるとのこと。イベントの詳細は公式サイトをご確認ください。
「REAC」公式サイト「REAC 2025」イベントページ