リギングを自動化できるAIツール「UniRig」がオープンソース化。人型キャラクターや動物など、幅広い3Dモデルでスケルトン生成・スキニングが可能

リギングを自動化できるAIツール「UniRig」がオープンソース化。人型キャラクターや動物など、幅広い3Dモデルでスケルトン生成・スキニングが可能

2025.04.22
ニュース3DCGAI
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • AIを用いた自動リギングフレームワーク「UniRig」、MITライセンスのもとオープンソースで公開
  • 3Dモデルを読み込ませることで、自動でスケルトンの生成やスキニングを行う
  • 人物や動物など多彩な形状のモデルを扱える。近日中に揺れもの用のボーン生成にも対応予定

VASTは2025年4月20日(日)、3DモデルのリギングをAIで自動化するフレームワーク「UniRig」オープンソース化したことを発表しました。

同フレームワークはMITライセンスのもとGitHubにて公開されています。

「UniRig」は、AIを活用した3Dモデル生成ツール「Tripo」を提供するVastと中国の清華大学が共同研究のもと開発したフレームワークです。

3Dモデルを読み込ませることで自動でスケルトンの生成・スキニングを実施。人型キャラクターや動物、物体などさまざまな形状のモデルを扱うことができます。

(画像はGitHubより引用)

また、髪や布といった揺れもの用のボーンを生成する機能を近日中に公開する予定であるとアナウンスしています。

(画像は「Tripo」Webサイトのブログ記事より引用)

「UniRig」のインストールに必要な条件としてPython 3.11やPyTorch(※1)を提示しているほか、NVIDIAが提供する「CUDA(※2)」に対応したGPU(少なくとも8GBのVRAMを搭載したもの)をシステム要件としています。
※1 バージョン2.3.1以上においてテストを実施済とのこと
※2 「Compute Unified Device Architecture」の略。GPUによる並列計算を実行するためのプラットフォーム

詳細はGitHubリポジトリや「Tripo」Webサイトのブログ記事をご確認ください。

「UniRig」GitHub「One Model to Rig Them All: VAST/Tripo Introduces UniRig for Diverse, Automated 3D Rigging」|「Tripo」Webサイト

関連記事

ゲーム会社の内定を獲得したポートフォリオ21点を掲載。3DCGクリエイター向け資料集、ボーンデジタルが12/29(月)に発売
2025.12.28
3DCGライティングの基本原理を徹底解説。理想の明暗と色彩を描き出すノウハウや環境設定TIPSを、バンダイナムコスタジオTA陣が大公開【CEDEC2025】
2025.12.25
「Marvelous Designer」による3D衣装モデルの作成方法を解説。ボーンデジタル、電子書籍を12/26(金)に発売
2025.12.25
ソニー、「mocopi Receiver Plugin for Unity」をオープンソース化。Apache License 2.0のもと商用利用も可能
2025.12.24
オープンソースの3Dモデル最適化ライブラリ「meshoptimizer」正式リリース。MITライセンスのもと無料で利用可能
2025.12.24
塹壕がテーマの「Quixel Megascans」無料アセット160点がリリース。無料サンプルプロジェクトも併せて提供中
2025.12.23

注目記事ランキング

2025.12.21 - 2025.12.28
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ブループリント(Blueprint)
ブループリント
  1. 設計図。
  2. アンリアルエンジンにおいて、標準搭載されているビジュアルスクリプト言語。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!