この記事の3行まとめ
- Unityの情報を発信する公式コンテンツから、Unity 6の機能や使い方の理解に役立つコンテンツが発信されている
- Unity 6についても数多く発信のあった「Unite2024」の日本語吹き替え版動画や、「Unity Learn」上のUnity 6に対応したラーニングコンテンツなど
- ラーニングコンテンツにある「玉転がし」(Roll-a-Ball)は、開発に挑戦するイベントも2024年12月9日から12月16日(現地時間)に開催
Unityの情報を発信する公式コンテンツから、Unity 6の機能や使い方の理解に役立つコンテンツが発信されています。本記事ではそうしたコンテンツの一部を紹介します。
「Unite2024」講演の日本語訳動画6本が公開中
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは2024年11月19日(火)より、「Unite2024」の一部セッションにおける日本語吹き替え版の動画を同社のYouTubeアカウントにて順次公開していました。
2024年11月27日(水)をもって、予定されていた6本の動画が全て公開されました。
公開済の動画は同社公式サイトの記事にてまとめられています。記事執筆時点で、Unity 6に関連する動画は以下の通り。
- 「Unity エンジンのロードマップ」
Unity 6の概要や今後のアップデートについて紹介
- 「競争力のあるマルチプレイヤーゲームの開発を加速させる」
Unity 6 で新しくなったマルチプレイヤーゲームの制作方法を解説
- 「グラフィックスレンダリング: Unity 6で最高のパフォーマンスを実現」
Unity 6を使って、ゲームパフォーマンスを向上させる
- 「Time Ghost – Unity 6 で実現できること」
Unity の HDRP で作られたデモ映像「Time Ghost」の制作過程を通して、Unity 6 の主要機能に触れる
- 「没入型体験: クロスプラットフォームの複合現実の構築」
Unity 6を使ったXRのクロスプラットフォーム開発ツールを紹介
Unity 6の概要や今後のアップデートについて紹介
Unity 6 で新しくなったマルチプレイヤーゲームの制作方法を解説
Unity 6を使って、ゲームパフォーマンスを向上させる
Unity の HDRP で作られたデモ映像「Time Ghost」の制作過程を通して、Unity 6 の主要機能に触れる
Unity 6を使ったXRのクロスプラットフォーム開発ツールを紹介
「Unity Learn」でUnity 6に対応した公式ラーニングコンテンツを公開中
Unity Technologiesが運営する、Unityの使用方法が学べるチュートリアル・コースウェアなどを提供しているWebサイト「Unity Learn」にて、Unity 6に対応したラーニングコンテンツが公開されています。
通常、これらがUnity 6に対応しているかどうかは、それぞれのコンテンツページに移動して動作確認済みのバージョンの記載を確認したり、Unity 6で検索したりする必要がありました。
しかし、今回、Unity Learn公式スタッフがUnity Discussionsの投稿で、「Unity Learn」で公開されているUnity 6に対応したラーニングコンテンツの一部を紹介したことにより、記事執筆時点で安心してUnity 6で学べる内容が一目で分かるようになりました。
なお、今回紹介されたコンテンツは、ほとんどが日本語化対応していないものになります。
Unityのインストール方法やUnity 6でアップデートされた機能を知る
紹介されたコンテンツの例:
- 「Unity Essentials」
Unity初心者に向けてインストール手順や基本的な操作方法などを解説 - 「Unity 6: New Rendering Features」
Unity 6に搭載された最新のレンダリング機能について学べる - 「Unity 6: Day-to-Day Productivity」
Unity 6で改善されたUIや新しいエディター機能を紹介
「Unity 6: New Rendering Features」では、新機能「GPU Resident Drawer」などを活用したレンダリング手法や、アップデートが施された「Adaptive Probe Volumes」を用いてライトプローブを自動で配置する方法などを学習できる(画像はUnity Learnより引用)
「Unity 6: Day-to-Day Productivity」では、Unity内で3Dモデル作成やレベルデザイン、プロトタイピングなどが可能な「ProBuilder」や、スプラインを生成・編集できる「Splinesパッケージ」などの新機能も取り扱っている(画像はUnity Learnより引用)
開発するゲームのジャンルに即したチュートリアルを知る
紹介されたコンテンツの例:
- 「Create a 2D Roguelike Game」
2Dローグライクゲーム開発を学べる - 「Getting started with Unity Web」
Webプラットフォームのサポートについて解説 - 「Get started with Netcode for GameObjects」
Unityでマルチプレイヤー用ゲームを開発できる「Netcode for GameObjects」の基礎を習得できる - 「「玉転がし」(Roll-a-Ball)」
Unityによる3Dゲーム開発を学ぶチュートリアル(※)
※ 編集部注:記事執筆時点では「「玉転がし」(Roll-a-Ball)」におけるUnity 6は動作未確認となっていますが、前述のUnity Discussionsの投稿では、Unity 6の対応済みのコンテンツとして紹介されています
ブラウザ上でゲームを動作させる方法など、UnityのWebプラットフォーム対応について学習できるチュートリアル「Getting started with Unity Web」(画像はUnity Learnより引用)
なお、「玉転がし」(Roll-a-Ball)については、2024年12月9日から12月16日(現地時間)、同ゲームの制作に取り組んで、ゲームの完成を目指すUnity初心者を対象としたゲーム開発イベントがUnity Discussions上で開催されます。
イベント中はUnityの専門家が常駐し、参加者はリアルタイムで専門家に質問でき、アドバイスが受けられます。英語のみではありますが、つまずいてもUnityの専門家にすぐ質問できる環境でゲーム完成を目指せる企画となっています。
完成したゲームはUnity Playの特設コーナーから5つの部門の優秀作品を決めるコンテストに応募できます。また、2025年1月にはUnity公式のTwitchやYouTubeにて配信が行われ、応募作品や受賞作品が紹介されます。
(画像はUnity Discussionsより引用)
情報の詳細は下記の各リンク先をご確認ください。
「Unite 2024 日本語版公開のお知らせ」ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン公式サイト[Official Unity Learn Post] Unity Learn Content Releases for Unity 6!|Unity Discussions[Official Unity Learn Event] “Learn-Along” featuring Roll-A-Ball on Unity Learn!|Unity Discussions