この記事の3行まとめ
- Apple、新型Mac miniを2024年11月8日(金)に発売
- M4チップ搭載型のほか、新登場のSoC「M4 Proチップ」搭載モデルも
- 本体背面に搭載されたUSB-Cポート3つは、M4チップ版ではThunderbolt 4、M4 Proチップ版ではThunderbolt 5にそれぞれ対応
Appleは2024年10月29日(現地時間)、新型のMac miniを発表しました。
同製品はM4チップ搭載モデルのほか、このたび新登場したSoC「M4 Proチップ」を搭載したモデルが用意されています。
発売日は2024年11月8日(金)。価格は最安モデルで94,800円(税込)。予約販売はApple Storeなどで受付中です。
『Mac miniの発表 – 10月30日(日本時間)』
Mac miniの本体サイズは、幅と奥行きが12.7cm四方、高さ5cm。重量はM4チップ搭載型が0.67kg、M4 Pro搭載型が0.73kgです。
Appleシリコンの優れた電力効率に加えて、新設計の排熱構造を導入することで、前世代のMac miniと比較して半分以下の小型化が実現したといいます。
(画像はニュースリリースより引用)
M4チップ搭載型はCPU/GPUともに10コアを搭載。M1チップ搭載型Mac miniと比較して、CPUパフォーマンスは最大1.8倍、GPUパフォーマンスは最大2.2倍向上しています。
対してM4 Proチップ搭載型は、「12コアCPU/16コアGPU」「14コアCPU/20コアGPU」の2種類が用意。GPU性能がM4チップ搭載型の最大2倍であるほか、Mac miniとして初めてハードウェアアクセラレーションによるレイトレーシングが導入されています。
また、AIや機械学習の処理を行う「Neural Engine」は、M4/M4 Proチップ搭載型いずれにおいても16コアを備えています。
(画像は製品ページより引用)
本体前面と背面に各種接続ポートが備えられています。
前面には、USB 3に対応するUSB -Cポート×2、3.5mmヘッドフォン端子×1が搭載。背面には、HDMIポート×1、ギガビットEthernetポート×1(10ギガビット Ethernetに変更可能)のほか、USB-Cポート×3が搭載されています。
背面のUSB-Cポートは、M4チップ搭載型の場合はThunderbolt 4に対応、M4 Proチップ搭載型では最大120Gbpsでのデータ転送が可能なThunderbolt 5に対応しています。
本体前面(画像左)と背面(画像右)に搭載された接続ポート類(画像はニュースリリースより引用)
ディスプレイ接続は最大3台を同時にサポート。また、ワイヤレス通信ではWi-Fi 6EやBluetooth 5.3が利用可能です。
(画像はニュースリリースより引用)
搭載OSはmacOS Sequoia。また、Apple独自開発のAIサービス「Apple Intelligence」がベータ版として提供されています。
「Apple Intelligence」は、記事執筆時点で英語版のみ対応しており、本体とSiriの言語設定を英語にすることで利用可能です。そのほかの言語対応に関して、日本語については今後1年をめどに対応予定としています。
M4/M4 Proチップ搭載版それぞれのMac miniの主な仕様は以下の通りです。
そのほか、Mac miniに対応する1.8mの電源コードが付属しています。
新型のMac miniに関する詳細はニュースリリースやMac miniの製品ページをご確認ください。
「Appleのまったく新しいMac miniは、よりパワフルに、より小さく、そしてApple Intelligenceのために設計」Apple公式サイト「Mac mini」製品ページ