初心者、挫折した人などレベル別に3DCGソフト「Houdini」を学べる3冊が、ボーンデジタルから9月に発売予定。Houdini 20.5対応で、一部「CEDEC2024」での先行販売も

2024.08.15
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この記事の3行まとめ

  • Houdini 20.5に対応した解説書籍が、9月にボーンデジタルから3冊発売
  • レベル・目的に合わせて選べるようになっている
  • 2024年8月21日(水)から行われる「CEDEC2024」で先行販売・予約受付を実施

3DCGの制作に必要なモデリング、アニメーション、エフェクト、ライティング、コンポジットを一貫して行うことができる動画制作ソフト、Houdiniの解説書籍が、9月にボーンデジタルから3冊発売予定です。

3冊の書籍はそれぞれ難易度が異なっており、レベル・目的別に始められるようになっています。また、3冊とも電子書籍版も合わせて制作中とのこと。

【初心者向け】『SideFX公式 さつき先生と学ぶはじめてのHoudini』

(画像はボーンデジタルの書籍ページより引用)

Houdiniの開発会社であるSide Effects Softwareで、さつき先生として技術サポートや講演を行っている高瀬紗月氏が執筆しています

はじめに3DCGの基本的な工程を体験し、その根幹にある概念を掘り下げていくことで、最終的には複雑なアニメーションを大量に自動生成する仕組みを構築できるようなつくりになっているとのこと。

また、本書はHoudini 20.5に対応し、購入者特典として作例データも配布されます。

発売予定日は2024年9月上旬とのこと。総ページ数は496ページで、価格は5,940円(税込)。Amazon.co.jp楽天ブックスなどで予約購入が可能です。

『SideFX公式 さつき先生と学ぶはじめてのHoudini』ボーンデジタル公式サイト

【つまずきを解消】『挫折させないHoudiniドリル』

(画像はボーンデジタルの書籍ページより引用)

本書は、Houdiniで既に挫折を経験した人や、恐る恐る扉を叩く人に向けて、行く手を阻む難問を丁寧に1つずつ取り除き、自分の力でHoudiniを使えるようにすることを目指しました。執筆者は、SNSでめんたいこ氏としても知られる新井 克哉氏。

座学だけでなく、実際に手を動かしながら進められるつくりになっています。

また、本書はHoudini 20.5に対応し、作例データと解説動画も配布されます。

発売予定日は2024年9月上旬とのこと。総ページ数は334ページ、価格は3,960円(税込)。Amazon.co.jp楽天ブックスなどで予約購入が可能です。

『挫折させないHoudiniドリル』ボーンデジタル公式サイト

【エフェクト制作】『ひたすら実践! Houdiniエフェクト(仮)』

「作りながら楽しく学ぶ」をコンセプトに、エフェクト制作に興味があるCG初心者〜脱初心者が、Houdiniらしい面白そうなエフェクトの制作方法を学べる書籍とのこと。著者は『Houdini ビジュアルエフェクトの教科書』の著者としても知られる北川 茂臣氏。

雷や炎などさまざまな作例を実際に手を動かしながら作り、そのエフェクト制作という側面から、Houdiniを理解していくつくりになっています。

また、本書はHoudini 20.5に対応し、すべての作例データをダウンロード可能です。

発売予定日は2024年9月下旬とのこと。記事執筆時点では、Amazon.co.jpにて予約購入が可能です。総ページ数は608ページを予定していて、価格は6,600円(税込)。

『ひたすら実践! Houdiniエフェクト(仮)』ボーンデジタル公式サイト

『SideFX公式 さつき先生と学ぶはじめてのHoudini』、『挫折させないHoudiniドリル』の2冊については、2024年8月21日(水)~23日(金)まで行われるゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC2024」で先行販売が行われます。『ひたすら実践! Houdiniエフェクト(仮)』については、同会場で予約が行えるとのこと。

各書籍の詳細はボーンデジタルの書籍ページからご確認ください。

ボーンデジタル書籍ページ

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