プレイヤーの地図移動の匿名データ含む『Call of Duty: Warzone Caldera』内のマップデータセットをオープンソースでActivisionが公開。AIトレーニングなどの学術的利用を主な目的に

2024.08.02
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この記事の3行まとめ

  • Activision、『Call of Duty: Warzone Caldera』内のマップ「Caldera」のデータセットをオープンソースで公開
  • マップの3Dモデルやライティング計算用のボリューム、コライダーなどが含まれている
  • 大規模マップの構築環境やAIトレーニングなど、学術的な活用が主な目的

Activisionは、『Call of Duty: Warzone Caldera』内のマップ「Caldera」に関するデータセットを、オープンソースで公開したと発表しました。

(画像はブログ記事より引用)

『Call of Duty: Warzone Caldera』は、2020年3月にActivisionより発売された、オンライン専用FPSです。2023年9月にサービスが終了し、記事執筆現在では後継作の『Call of Duty: Warzone 2.0』が2022年11月より基本プレイ無料で配信されています。

今回公開されたデータセットには、500万以上のメッシュや約2,800万のプリミティブなどで構成された「Caldera」マップの3Dモデルや、ライティングを計算するためのボリューム、簡単なコライダーなどが含まれています。

データセットは、Activisionによる非商用利用ライセンスのもと、非営利の研究・教育目的に限り自由に利用可能。ダウンロードは、GitHubより行えます。

(画像はブログ記事より引用)

またデータセットには、プレイヤーがマップ上をどのように移動するかの匿名データや、マップ上でどのように行動するかを示すタイムサンプルも同梱。

これらのデータを利用し、大規模なマップの構築環境の参考にしたり、AIトレーニングへ活用したりといった、主にゲームに携わるアーティストやコンテンツクリエイター向けの学術的な利用を大きな目的としています。

プレイヤーの移動パス(画像はブログ記事より引用)

記事内では、このデータセットを公開することで、ワールドデータへのプロシージャルなアプローチなどを通じたコンパクトなデータ表現といった、新たな技術を期待している旨が述べられています。

詳細は、ブログ記事GitHubをご確認ください。

Activision Releases Call of Duty®: Warzone™ Caldera Data Set for Academic UseActivision / caldera | GitHub

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