この記事の3行まとめ
マーベラスが主催する「iGi indie Game incubator(以下、iGi)」は、応募作品の中から6チームを選出し、2024年4月12日(金)より第4期プログラムを開始したことを発表しました。
iGi4期がいよいよスタートします!
選出した6つのゲーム作品を更にブラッシュアップさせるべく、今年もフルスロットルで支援してまいります✨さらに、3つの特別賞も決定🏆✨
プレスリリース:https://t.co/Gfr53Hu5eZ#ゲーム開発 #indiedev #ゲーム制作 pic.twitter.com/XpBoseTcPa
— iGi indie Game incubator (@iGiJapan) April 16, 2024
iGiは、国内インディーゲーム開発者に向けたインキュベーションプログラムです。iGiに採択されると、開発やビジネスにおける講義形式によるセッションやトレーニングを国内外の専門家から受けられたり、開発資金が援助されたりと、さまざまなサポートが提供されます。
今回は、ダークファンタジーの世界観を基調としたターン制シミュレーションRPG『Indomitable Blade』を開発しているNanbuWorksなど、計6チームが選出。
産学官連携の特別枠として、ダークヒーローが影を操るアクションゲーム『シャドウリープ』を開発するリーパーズ(神戸電子専門学校)が選出されています。
また、選出には至らなかったものの、メンターに特別に選出された『Beautiful Life Show』『かみよがたり』『登山勇者』には、「iGi特別賞」が贈られました。
iGiの詳細は、公式サイトをご確認ください。
「iGi indie Game incubator」公式サイトプレスリリース以下、プレスリリースからの引用です。
株式会社マーベラス(代表取締役社長:佐藤 澄宣/所在地:東京都品川区)が主催する「iGi indie Game incubator」は、多数の応募の中からiGi運営委員ならびにGameBCN運営チームによる厳正なる審査の結果、5チーム+産学官連携の特別枠1チームの計6チーム(後述)を選出し、4月12日より第4期プログラムを開始いたしました。
また、残念ながら今回選出に至らなかったチームの中で、特にゲームデザインやプログラミングなどゲームの構成要素において優れた作品を特別賞として選出いたしました。
[選出5チーム] ※英作品名のアルファベット順
■lidlocks
応募作品:『黒ニ狂』(英作品名:CHRONICLE)
歴史の「偉人 VS 偉人」で大戦争!! 200体を超える偉人キャラで自由にデッキを組み、あなただけのプレイスタイルを楽しもう!!
■NanbuWorks
応募作品:『Indomitable Blade』(英作品名:Indomitable Blade)
Indomitable Blade(インドミタブルブレード)はダークファンタジーの世界観を基調としたターン制シミュレーションRPG。重厚な戦記物語とシビアな戦略性を兼ね備えているほか、ステージがコンパクトで快適に遊べるモダンさも特徴。
■HANDSUM
応募作品:『MotionRec』(英作品名:MotionRec)
MotionRecは自分の動きの軌跡を記録・再生することでステージを進むアクションゲーム
■Evan
応募作品:『nerd: tracing dayline』(英作品名:nerd: tracing dayline)
1曲のためのゲームを。そのコンセプトをもとに制作するアドベンチャーゲーム。
海岸線を臨む高校で、日直の日、放課後にだけ交わされる2人の会話。
その映像が、サウンドが、物語が、1つのミュージックビデオへと帰結する。
■R太ゲームス
応募作品:『Reso-Seeker』(英作品名:Reso-Seeker)
「リゾート施設で探索、謎解き。」Reso-Seekerはメトロイドヴァニア、2D探索アクションゲーム。ドット絵リゾートで旅行気分を楽しみながら「できるアクションが増える」「行けなかった場所に行けるようになる」「謎が解ける」快感を楽しもう!
[産学官連携/特別枠]
■リーパーズ(神戸電子専門学校)
応募作品:『シャドウリープ』(英作品名:SHADOW LEAP)
夜の世界で主人公であるダークヒーローが影を操る様々なアクションを駆使して飛び回り、悪党を派手に倒していく爽快アクションゲーム。
[iGi特別賞]
iGi特別賞とは?
今期のiGi4期生には選出されなかったものの、ゲームデザインやグラフィックなど部分的にでも他作品と比較して優れた感性や技術を持つ作品に対してメンターにより特別に選出された作品に贈られる賞。
■チーム名:福狸 応募作品:『Beautiful Life Show』
(選定者:簗瀬 洋平 所属:Unity Technologies Japan)
評価ポイント:演出技法
評価コメント:主人公の着ぐるみと画面のライティングがすべてを物語っていて期待の高まりとしては最高です。
一方で誘導役のシニカルな台詞は面白いものの、語りが多すぎてせっかくの雰囲気をやや損なってしまっているので、いかに少ない、短い台詞で存在感を出すか工夫するとさらにゾクゾクできるものに仕上がるはずです。採択されませんでしたが次回また応募して欲しい作品です!
■チーム名:アトリエ・メロン喫茶 応募作品:『かみよがたり』
(選定者:Till Stiehl)
評価ポイント:世界観、奥義の演出
評価コメント:作品完成度の10%としていらっしゃいますが、かなりできている印象があり、残りの90%でさらに良くなると思うので、今後期待度が高い作品だと思います!この世界観でどのようなストーリーやキャラクターが生まれて、奥義の演出はどうなるか、そしてキャラのスキルや武器は何があるか楽しみにしています。
■チーム名:オクトレイン 応募作品:『登山勇者』
(選定者:徳岡正肇 所属:アトリエサード)
評価ポイント:安定感のあるゲームシステム、ナラティブ面でのポテンシャルの高さ
評価コメント:ゲームシステムが手堅く(つまり完成度を高めることに全力投入でき)、かつ実況向けのジャンルとして定評がある。一方、環境ストーリーテリングのポテンシャルが非常に高く、別ルートを試す誘惑(リプレイアビリティ)にもつながる。インディーゲームとして、バランス感のある優れたチャレンジだと感じた。
[iGiにつきまして]
iGi indie Game incubatorは、日本初のインディーゲームのためのインキュベーションプログラムです。
■プログラム名称:iGi indie Game incubator(略称:iGi)
■プログラム開催期間:2024年4月~9月までの6ヶ月間
■主催:株式会社マーベラス
■プログラム構築協力:GameBCN(スペイン・バルセロナ)
■プログラム運営協力:株式会社ヘッドハイ、ルーディムス株式会社
※プログラム実施内容及び募集要項等につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
■公式サイト:https://igi.dev/