UE×AIや、UE5.0以降のブループリントなどをテーマに講演。『Unreal Engine Meetup in Osaka Vol.01』で使われた資料が公開

UE×AIや、UE5.0以降のブループリントなどをテーマに講演。『Unreal Engine Meetup in Osaka Vol.01』で使われた資料が公開

2023.10.19
ニュースお役立ち情報公開資料まとめAIUEFNアンリアルエンジン
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • ミートアップイベント『Unreal Engine Meetup in Osaka Vol.01』内の講演に使われた資料が公開
  • UE5.0以降のブループリント、UEFN、UE×AIについて講演
  • 作成したプロジェクトなどをGitHubで公開した講演者も

アンリアルエンジン(以下、UE)を専門に扱うIndie-us Gamesは、2023年10月7日(土)に開催したミートアップ『Unreal Engine Meetup in Osaka Vol.01』で使われた資料を公開しました。

(画像はconnpassより引用)

Indie-us Gamesが主催の『Unreal Engine Meetup in Osaka Vol.01』は、UEの初学者から上級者まで対象にしたイベントです。

同イベントでは、Indie-us Gamesのalwei氏、CGデザイナーのBuncho氏、DOKORO氏が登壇。『Unreal Engine 5 ブループリントアップデート』、『UEデザイナーがUEFNで遊んでみた』、『UE×AIでのゲーム開発の色々検証』と題した講演が行われ、それら講演の資料がこのたび公開されました。

『Unreal Engine 5 ブループリントアップデート』/alwei氏

『Unreal Engine 5 ブループリントアップデート』では、ブループリントの新機能であるType Promotionや、新ノードのFind Relative Look at Rotationといった、UE5.0から追加されている機能を数多く紹介しています。

UE5.0以降のブループリントでは大きな変更は少ないとしながら、UE4に比べて確実に便利になったとalwei氏は発表しています。

Type Promotionは、演算子ノードに変数を接続する際、型が自動的に判断されるようになる。これにより、型を変換するといった接続の手間を減らせる(画像はドクセルより引用)

Find Relative Look at Rotationは、対象との向きを取得するFind Look at Rotationを改良したもの。自分の向きを考慮した相対向きで扱える(画像はドクセルより引用)

『Unreal Engine 5 ブループリントアップデート』ドクセル

『UEデザイナーがUEFNで遊んでみた』/Buncho氏

『UEデザイナーがUEFNで遊んでみた』では、UEユーザーではあるもののUnreal Engine for Fortnite(以下、UEFN)は触ったことがないという方を対象にした講演です。

本講演ではUEとUEFNの関係や、UEFNの基本機能に触れながら、UEFNの魅力を紹介しています。Buncho氏は、UEFNは仕掛けやアセットが豊富といった数々の利点がある一方、ゲームの起動に時間がかかる、ブループリントが使えないといった惜しい点も存在するとしています。

UEとUEFNの関係について(画像はドクセルより引用)

UEFNの機能の紹介(画像はドクセルより引用)

なお、同講演に使われたスライドのなかには、ゲームメーカーズの『フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧』も掲載されています。

関連記事
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧
2023.05.09
『UEデザイナーがUEFNで遊んでみた』ドクセル

『UE×AIでのゲーム開発の色々検証』/DOKORO氏

『UE×AIでのゲーム開発の色々検証』では、UEとAIを組み合わせた検証を行い、その内容を紹介しています。

DOKORO氏は、UEからOpenAIGPT-3.5 Turboにリクエストを送り、レスポンスを構造体に変換、再度UEで受け取るというブループリントを作成しています。

また、テキストだけで3Dモデルを生成できるAIのShape-Eを使い、生成したモデルをUEにインポート、ボクセルモデルに変換するプロジェクトも作成しています。

AIにリクエストを送るブループリント。リクエストの送信にはHttp Post Requestを使用している(画像はスライドより引用)

Shape-Eを使って生成したモデルを、UEにインポートしてから、Geometry Scriptでボクセル化している(画像はスライドより引用)

なお、DOKORO氏が作成したAIにリクエストを送るブループリントと、ボクセルモデルを作成するプロジェクトは、GitHubにて公開されています。

『UE×AIでのゲーム開発の色々検証』スライド

詳しくは、こちらをご覧ください。

『Unreal Engine Meetup in Osaka Vol.01』イベント資料一覧『Unreal Engine Meetup in Osaka Vol.01』connpass

関連記事

インディーゲーム開発を長く続ける知見や、UEによるプロジェクションマッピング作成事例など。第5回「Unreal Engine Meetup Connect」講演資料が公開
2025.12.22
Unreal Engine学習者向け映像作品コンテスト「UE5ぷちコン 映像編 7th」エントリー開始。テーマは「選択」
2025.12.19
映像制作に焦点を当てたUE5勉強会「Cinematic Deep Dive’25」、アーカイブ動画・スライド資料が一部公開
2025.12.19
Epic Gamesの資金援助プログラム「Epic MegaGrants」、2026年度の募集期間が発表。第1期は1/12~3/20、第2期は6/29~9/4
2025.12.18
Ubisoft、画像からPBRマテリアルを生成するAIモデル「CHORD」をオープンソースで公開。非商用の学術目的に限り使用できる
2025.12.12
『Clair Obscur: Expedition 33』UE採用経緯や、有効活用できた機能とは?開発スタジオ共同創設者Tom氏へのインタビュー記事、Epic Gamesが公開
2025.12.10

注目記事ランキング

2025.12.16 - 2025.12.23
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

法線
ホウセン 頂点がどの方向に向いているのかを決定するベクトル情報。ライティング情報を受けて、どのような方向に陰影を作リ出すかを決定する処理に利用する。 マテリアル内で、計算やテクスチャ情報により法線をコントロールすることで、メッシュそのものを弄らずに立体感を出すことが可能。 面の表裏を表す面法線もある。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!