オープンソースのゲームエンジン「Godot Engine」の寄付用プラットフォーム『Godot Development Fund』が正式公開

オープンソースのゲームエンジン「Godot Engine」の寄付用プラットフォーム『Godot Development Fund』が正式公開

2023.09.14
ニュース
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Godot Engineの新しい寄付用プラットフォーム『Godot Development Fund』が発表された
  • 手数料などのコストが課題を解決するため独自のサービスを起ち上げた
  • 寄付の特典として、名前やWebサイトの表示が可能

Godot Foundationは、「Godot Engine」の開発資金調達のためのプラットフォーム『Godot Development Fund』を正式に公開、発表しました。

Godot Engineは、MITライセンスで公開されている、オープンソースかつ無料のゲームエンジンであり、非営利のコミュニティが主導しています。ユーザーからの寄付によって運営され、寄付はPatreonなどを通じて行われていました。

しかしながら、そうしたサードパーティ製のサービスは手数料などのコストが高く、『Godot 4.0』安定版の開発などによって運営費用も増大。2023年7月に公開された記事によると、手数料などを引かれる前の寄付金は月額 14,000米ドル弱に対し、人件費の総費用は月額約40,000米ドル。また、そのほかにかかっている費用についても同記事で公開されています。

すぐに資金が不足することはないものの、エンジン開発の発展を維持するために、手数料などのコストを削減した状態で寄付を受け取れる独自プラットフォーム『Godot Development Fund』が、このたび正式に公開されました。

(画像は公式ブログより引用)

専用ページでは月額5~250ユーロ、スポンサー用のプランが用意されています。月額25ユーロのGoldプラン以上で寄付すると、同ページ上に名前やWebサイトのリンクを表示される特典が付属します。

(画像はGodot Development Fundより引用)

詳細は、ブログ記事専用ページをご確認ください。

『Godot Development Fund』専用ページIntroducing the new Godot Development Fund

関連記事

「Unity 6.2」正式リリース。無償提供中の「Unity AI」や、ユーザー端末からゲームの動作状況を計測する「Developer Data Framework」など最新機能を紹介
2025.08.18
北海道・札幌のゲーム開発イベント「Sapporo Game Camp 2025」詳細が発表。プロとゲームを作れる「Game Jam」や、『ソニックランブル』先行プレイも可能
2025.08.18
SideFX、HoudiniとUE5を利用した技術デモ「Project Elderwood」のプロジェクトファイルを公開。ランドスケープ、岩、遺跡など、環境内のほぼすべての要素にHoudiniを使用
2025.08.15
Unity 6における作業効率化TIPSを解説する公式電子書籍が無料で公開。エディタ画面の操作やデバックでの時短テクニックを111ページにわたって解説
2025.08.14
Steamにおけるゲームのアップデートを効率化する技術について、ValveがYouTube動画で解説。必要なデータのみをダウンロードする2つの仕組みを紹介
2025.08.13
国内外のゲーム業界動向を分析した『ファミ通ゲーム白書2025』発売。過去20年の国内ゲーム売上本数ランキングも収録
2025.08.12

注目記事ランキング

2025.08.11 - 2025.08.18
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

パッケージ化
パッケージカ ゲーム開発において、ゲームの実行に必要なデータのみを、実行ファイルとそれに付随するデータの形式に変換すること。プラットフォームに合わせたファイルフォーマットに変換するほか、この段階でアセットファイルを再利用や改ざんすることができないように暗号化することが多い。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!