NeRFを利用した3Dスキャンアプリ『Luma AI』、UE5向けプラグイン『Luma Unreal Engine Plugin』Version 0.3をリリース

NeRFを利用した3Dスキャンアプリ『Luma AI』、UE5向けプラグイン『Luma Unreal Engine Plugin』Version 0.3をリリース

2023.07.26
ニュースアンリアルエンジン
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • 『Luma Unreal Engine Plugin』Version 0.3がリリースされた
  • 3Dスキャンアプリ『Luma AI』のUnreal Engine 5用のプラグイン
  • レンダリングの品質調整機能の追加、およびクロップ機能がアップデート

2023年7月25日(現地時間)、Luma AIUnreal Engine 5(以下、UE5)用のプラグイン『Luma Unreal Engine Plugin』Version 0.3のリリースを発表しました。

『Luma AI』は「NeRF」と呼ばれる機械学習モデルを利用した、3Dスキャンアプリです。『Luma Unreal Engine Plugin』は現状アルファ版として提供されているプラグインで、Windows/macOS(Appleシリコン搭載Mac)/Linux(Ubuntu)がサポートされています。

本プラグインを使うことで、『Luma AI』で生成した現実世界のオブジェクトをUE5で表示し、ゲーム開発などに利用できます。

今回のアップデートでは、レンダリングの品質設定が導入されました。用途に合わせてレンダリング品質を調整可能。リアルタイムレンダリングでも表現できる品質からプリレンダリングによって鮮明に描画する品質まで選択できるようになりました。

また、クロップ機能にもアップデートが加えられています。どの領域でも回転したボックスに収まるように切り取ることが可能になりました。さらに、今後のアップデートで、より直感的なクロップコントロールを実装する予定とのこと。

(動画はリリースノートより引用)

アップデート内容の詳細は、リリースノートをご確認ください。

Luma Unreal Engine Plugin Version 0.3 リリースノート

関連記事

SideFX、Copernicusを使ってHoudiniでプロシージャルにトーンのそろったアセットを作成する学習用技術デモ「Project Skylark」を公開。UE5用プロジェクトもダウンロードできる
2025.06.20
Epic Games、UEでゲームのアクセシビリティを向上させる実装事例を解説。「GDC 2025」などの講演内容を紹介する記事がEpic Developer Communityで公開
2025.06.20
UE5で2.5Dゲームを開発するチュートリアルがEpic Gamesから公開中。アセット一式が入ったプロジェクトファイルも配布
2025.06.13
UEの自動車業界向け公式無料イベント「Build: Tokyo’25 for Automotive」、8/5(火)に開催。「AFEELA 1」などのセッションを含む8講演を実施
2025.06.13
UEを使った2Dアニメ制作ツール「Odyssey」が無料化。UE5.6向けのプラグインとしてFabで提供開始
2025.06.12
UE・UEFNでY-Up座標系への変更が決定。UEFNでは6/7から適用、UEはUE5~6にかけて段階的に移行される
2025.06.06

注目記事ランキング

2025.06.14 - 2025.06.21
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

フォワードシェーディング(Forward Shading)
フォワードシェーディング オブジェクト毎にライティングの計算を行い、その計算結果を描画するレンダリング手法。フォワードレンダリングともいう。ディファードシェーディング(Deferred Shading)に比べてポストプロセスの自由度は低いが、(何も物を配置しなかった際にかかる)最低限の描画コストが低く、アンチエイリアス処理などにおいてフォワードシェーディングの方が有効な分野も存在する。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!