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2023年3月13日、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは自社が運営するYouTubeチャンネルにて、『【Unity】AIがシェーダーを書く!?ChatGPT APIを使ってみよう!』と題した動画を公開しました。
この動画は、OpenAIによるChatGPT APIをUnityのエディタに組み込んだ「AIにシェーダーを書かせる機能」について紹介されています。
また、機能の仕組みも解説しています。動画では、ChatGPT APIがコード生成用のモデルではないため、挙動を調整する必要があることを説明しています。
そこでユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの作成したプロジェクトでは、エディタ上で入力した文字をそのままChatGPT APIに渡すのではなく、挙動調整用の定型文を与えるように実装しています。
最近話題の ChatGPT API は Unity からも簡単に使うことができます。サンプルとして AI にシェーダーを書いてもらう機能を実装してみました。果たして実用性のほどは?続きは動画をどうぞ! https://t.co/ngJNKn7HUw pic.twitter.com/STYJaEh7gS
— ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン (@unity_japan) March 13, 2023
動画の後半では、AIが出力するシェーダーは、よくコンパイルエラーになったり複雑なものは実装を諦めたりと、AIによるシェーダー生成はまだ実用する段階には至っていないと話します。それでもAIとシェーダーを作っていく工程は、新鮮な体験だともコメントしています。
最後に、AIはシェーダーの生成以外に「ストーリーの自動生成」や「自然言語でのNPCの操作」などにも役立てることができそうだと、AIとゲームの可能性を示し、動画を締めくくっています。
動画で使用されているUnityのサンプルプロジェクトは、こちらからダウンロードできます。
『【Unity】AIがシェーダーを書く!?ChatGPT APIを使ってみよう!』YouTubeページ『AIShader』GitHubページ