Unreal Engine 5.1.0正式版がリリース。レンダリング、アニメーション、ワールドビルド、AI機能などが大幅に強化・改善

2022.11.16
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この記事の3行まとめ

  • Epic GamesがUnreal Engine 5.1.0正式版のリリースを発表
  • レンダリング、アニメーション、ワールドビルド機能などを中心とした大幅なアップデート
  • 新しいテンプレートカテゴリ追加や機能別サンプルの更新なども行われている

Epic Gamesは、Unreal Engine 5.1.0(以下、UE5.1)正式版をリリースしました。

UE5.1への更新ではLumenNanite仮想シャドウマップ(VSM)などレンダリング周りの改善・対応強化に加え、物理アニメーション、リグアニメーション、デフォーマーなどのアニメーション機能も大幅に強化されました。

Lumenは両面フォリッジに対応したほか、ソフトウェアレイトレーシングではボクセルではなくサーフェスキャッシュが直接サンプリングされるようになったため、光漏れも発生しにくくなった
(画像は公式リリースノートより引用)

Naniteは両面マテリアル、オパシティマスク、WPO、ピクセル深度オフセットなどに対応
(画像はUnreal Engine公式ブログより引用)

透過オーバーレイマテリアル機能により、メッシュを2重にレンダリングすることが可能に。いわゆる背面押し出し法によるアウトライン表現なども、複数メッシュを用意する必要がなくなった

また、大規模なオープンワールドを構築するためのワールドビルドツールにも機能追加・ワークフロー改善がされています。

World PartitionではLarge World Coordinatesがサポートされ、大規模オープンワールドにおける浮動小数点精度問題が改善されています。

さらに、HLOD(Hierarchical Level of Detailシステムが水を描写するWater SystemのWater Body Actorをサポートすることで、メモリ使用量を削減しつつパフォーマンスが向上され、オープンワールド上で大規模な水域表現が可能になります。

(画像はUnreal Engine公式ブログより引用)

そのほかにもエディタ機能モデリングツールUMG・スレート機能ゲームAI機能Unreal Insightsなど非常に多くの機能で改善や機能向上がされています。

加えて、新しいテンプレートカテゴリ追加され、機能別サンプルもUE5.1に対応、内容も更新されました。

テンプレートアセットには新たに「シミュレーションテンプレート」カテゴリが追加された。上の画像は使用例の1つ
(画像は公式リリースノートより引用)

機能別サンプルには「AnimationDeformer」「PhysicalControl」のサンプルマップのほか、リターゲッティングのサンプルマップにも新しいルームが追加された

詳しい情報はUnreal Engineの公式ブログやUE5.1の公式リリースノートなどをご確認ください。

Unreal Engine 5.1.0 リリース発表ページUnreal Engine 5.1.0 公式リリースノート

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