『Cesium for Unreal VR Tutorials』がUEマーケットプレイスに登場、地球全体を3Dモデル化した『Cesium』をVRで使用するためのテンプレートプロジェクト

2022.06.11
ニュースアンリアルエンジン
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この記事の3行まとめ

  • 『Cesium for Unreal VR Tutorials』がUEマーケットプレイスにて無料公開
  • アンリアルエンジンで3D地図データライブラリ『Cesium』を用いてVRコンテンツ制作をする際のガイドとなるプロジェクト
  • 今後も定期的にチュートリアルが追加される予定

2022年6月20日、UEマーケットプレイスにて『Cesium for Unreal』を用いたVRコンテンツ制作のガイドとなるチュートリアルプロジェクト『Cesium for Unreal VR Tutorials』が無料公開されました。

『Cesium for Unreal』は、Cesium GSが開発する3D地図データのライブラリ『Cesium』をアンリアルエンジン上で動作させる無料のプラグインで、3Dモデル化された広大な地球上で地形や建物などの模様、高低差などを確認することが可能です。対応バージョンはUE5.0以上です。

『Cesium for Unreal』上の日本

地球全体をUnreal Engine上で歩き回ることができる

『Cesium for Unreal』上の東京湾

世界中の街並みの詳細な3Dモデルが確認できる

『Cesium for Unreal VR Tutorials』で取り扱う内容は以下の通りです。

  • テレポートや移動などの機能を組み込む方法
  • 非常に大きな規模でのVRコンテンツ制作で起こる問題の解決方法
  • 『Cesium for Unreal』の内部構造と3Dデータのフォーマットである『3D Tiles』を最大限に活用する方法

本チュートリアルはMeta Quest 2では動作検証済みですが、HTC ViveValve Indexなどの他のVR機器は十分に検証されていません。これらのヘッドセットを利用する中で不具合が見つかった場合、ユーザーからの報告を受け取った後、チュートリアルに反映するとのことです。また、今後も定期的にチュートリアルを追加していくことが告知されています。

Cesium for Unreal VR Tutorials 公式サイトCesium for Unreal 公式サイト

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