Microsoftの3D音響プラグイン「Project Acoustics」がUEマーケットプレイスに登場。音響サンプルのプロジェクトも配布中

Microsoftの3D音響プラグイン「Project Acoustics」がUEマーケットプレイスに登場。音響サンプルのプロジェクトも配布中

2022.05.23
ニュースアンリアルエンジンサウンド
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Unreal Engine単体で「Project Acoustics」の音響効果を提供するプラグインがUEマーケットプレイスに登場
  • 「Project Acoustics」はMicrosoftが開発している音響エンジン。回り込み、リバーブ、減衰などの音響の表現をより正確に、少ないCPU負荷で再現できる
  • 「Project Acoustics」はUnityでもプラグインとして使用可能

2022年5月18日、UEマーケットプレイスUnreal Engine 5(以下UE5)用の無料プラグイン「Project Acoustics for Unreal Audio」がリリースされました。

Project Acoustics for Unreal Audio

Project Acoustics」はMicrosoftが開発している波動音響エンジンです。

バーチャル3D空間で物理的に正確な音響効果を得たい場合、レイトレーシングによって走査を行い音響を再現する方法があります。ただし、この手法は音の回り込み(回折)などの再現性に問題があり、リアルタイム処理のためCPU負荷が高いものです。

Project Acoustics」は3次元空間の波動物理学を用いて音響効果をモデル化し、あらかじめベイクしておくことでランタイムではより高速かつ正確な音響の再現を行います。この手法を用いることでレイベースの方法では限界があった音の回り込みなども再現できるようになりました。

波動物理学による音響効果の再現イメージ

今回UEマーケットプレイスに追加されたプラグインはWwiseなどのミドルウェアなどに依存することなく「Project Acoustics」を利用できるようになるもので、これによりUE5の音響再現が強化されました(Wwiseとのインテグレーションも可能です)。

また、これに合わせて「Project Acoustics」のサンプルプロジェクトが公開され、5月19日には公式勉強会「Inside Unreal」でこれらに関してのプレゼンテーションが行われています。

Project Acoustics」はUnityでもプラグインが公開されており、こちらもサンプルプロジェクトが利用できます。こちらは2021年4月14日から提供開始されています。

「Project Acoustics for Unreal Audio」マーケットプレイス公式ページ「Project Acoustics」公式ページ「Project Acoustics (Unity3d Editor plug-in)」ダウンロードページ

関連記事

Cygames、『GRANBLUE FANTASY: Relink』サウンド実装技術をブログで解説。多数のSEを動的に制御する内製システムなどを紹介
2026.07.06
Epic Gamesのマーケットプレイス「Fab」、7/14(火)までの期間限定で無料コンテンツを公開。SF世界の砂漠都市をイメージした環境アセットなど3製品
2026.07.01
揺れものを「かわいく」揺らすUE5用プラグイン「KawaiiPhysics」、アップデートでUE5.8に対応。ダミーボーンを用いてコリジョンの品質を向上できる機能などが実装
2026.06.29
ゲーム開発関連ツールのリリース・アップデートまとめ【2026/6/27】
2026.06.27
ローグライトシューター『DDoD』UE5採用事例を紹介。「Lyra」をベースに独自機能を実装した事例など、小規模開発のノウハウが語られた配信アーカイブが公開中
2026.06.26
UE5.8でXbox/Windowsゲームを開発可能。「Microsoft GDK」UE用プラグインの最新版がリリース
2026.06.23

注目記事ランキング

2026.07.02 - 2026.07.09
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

Aスタンス
エースタンス 人型の3Dモデル作成の際に基本姿勢としてよく用いられるポーズの1つ。Aポーズとも呼ばれる。 直立した状態で、腕を斜め下に開いて垂らし、手のひらを内側に向ける姿勢。人がリラックスしている状態に近いため、自然に近い状態でのモデリングが可能になり、ポーズ変形時のテクスチャの伸びも少ない。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!