この記事の3行まとめ
- 「Blender 5.1」のベータ版が2026年2月13日(現地時間)リリース
- アニメーション性能の強化やFカーブ用「Gaussian Smooth」モディファイアの機能が追加
- 2026年3月17日(現地時間)に正式版がリリース予定
Blender開発チームは2026年2月13日(現地時間)、オープンソースの無料3DCGツール「Blender 5.1」のベータ版を公開しました。
Blender 5.1 スプラッシュアートワーク(画像はBlender公式Xアカウントより引用)
本バージョンの公開後、「Blender 5.1」はバグ修正を目的とした開発が続けられており、今後は2026年3月11日に「Blender 5.1」のリリース候補版(Release Candidate)、3月17日に正式版がリリースされる予定です(いずれも現地時間)。
なお同日2026年2月13日(現地時間)には「Blender 5.2」のアルファ版がリリース。「Blender 5.2」では今後も新機能の開発が進められるとのこと。
アニメーション機能の強化
「Blender 5.1 Beta」では、アニメーション制作におけるパフォーマンスが強化されました。
ベンチマークによると、アクション評価は8スレッドで最大146%、シェイプキー評価は24スレッドで最大304%のフレームレート増加を記録しており、容量の大きいシーンでもスムーズな再生と操作が可能になります。
また、アニメーション機能では、Fカーブを非破壊で滑らかにする新しいモディファイア「Gaussian Smooth」が追加されました。
その他、複数のオブジェクトに対してアクションを一括で置換できる新しいオペレーターも実装され、大量のキャラクターやオブジェクトを扱うシーンでの作業効率が向上します。
カーブを非破壊的に滑らかにする新しい F カーブモディファイア(画像はリリースノートより引用)
Grease Pencilの機能改善
2Dアニメーションツールの「Grease Pencil(グリースペンシル)」には、新しい塗りつぶし(Fill)ワークフローが導入されました。
従来のマテリアル設定による塗りつぶし管理から、オペレーターやツール設定による直接的な制御へ移行しています。
ドローツールやプリミティブツールに「Stroke」「Fill」「Both」の切り替え設定が追加されたほか、「Join Fills」や「Separate Fills」といった専用のオペレーターにより、ストロークと塗りを柔軟に編集できるようになります。また、フィルツールがホールドアウトマテリアルに頼らずに「Holes」を作成できるようになりました。
Geometry Nodesの機能改善
「Geometry Nodes(ジオメトリノード)」では、ボリュームグリッドを扱う機能が拡張されました。
「Cube Grid Topology」ノードにより、全てのボクセルがアクティブなグリッドをゼロから生成可能になったほか、「Grid Dilate & Erode」ノードによるグリッドの拡大縮小、「String to Curves」ノードの入力ソケット化などが行われています。
レンダリングエンジンの「Cycles」では、AMD製GPUにおいてハードウェアレイトレーシングがデフォルトで有効化され、レンダリングパフォーマンスが5〜10%向上しました。
UI調整
ユーザーインターフェース面でも改善が行われています。ノードエディタでは、ツールごとに独自のID名を設定できるようになり、管理が容易になります。
その他、シェーダーノードへの「Raycast」ノードの追加や、UV展開時の「Minimum Stretch」対応など、多くの機能更新が含まれています。
詳細は、Blender 5.1 リリースノートをご確認ください。
Blender 5.1 Release NotesBlender 公式サイト