初開催の「SHIBUYA GAMES WEEK 2026」現地レポート!ゲームを楽しむ、そして“ゲームを通じて渋谷の街を知る”都市型ゲームフェス

初開催の「SHIBUYA GAMES WEEK 2026」現地レポート!ゲームを楽しむ、そして“ゲームを通じて渋谷の街を知る”都市型ゲームフェス

2026.02.13
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2026年2月6日(金)、東京・渋谷エリア全体を舞台にした都市型ゲームフェス「SHIBUYA GAMES WEEK 2026」が開幕しました。

会期は2月15日(日)までの10日間。イベントキャッチコピーは「渋谷を歩く。ゲームに出会う。」で、コンベンションホール型のイベントとは異なり、商業施設や公共空間を横断しながら「街を歩いてゲームに出会う」体験ができました。

今回は、実際に渋谷駅周辺に点在する各所を巡って取材した様子をレポートします。

TEXT / 小川 翔太
EDIT / 神山 大輝

目次

まずは「渋谷パルコ」へ!特設ゲームセンターやトークイベントを体験

最初に向かったのは「渋谷パルコ」。目当ては、レトロな雰囲気でわちゃわちゃ楽しそうな「PARCO GAME CENTER」と、2日間限定で最新ゲームの試遊とトークイベントが楽しめる「ROMEO IS A PARCO MAN × SHIBUYA GAMES WEEK」です。

渋谷パルコ4階:令和とレトロの融合で脳がバグる──PARCO GAMES「PARCO GAME CENTER」

「PARCO GAME CENTER」の入り口。70~80年代のゲームセンターを思わせる

週末にはカードゲーム大会や販売イベントなども。この展示はSHIBUYA GAMES WEEK終了後も2026年3月2日(月)までは開催している

渋谷パルコの4階では、本イベントの主催でもあるPARCO GAMESがプロデュースする期間限定イベント「PARCO GAME CENTER」が開催されていました。

展示作品の一部は実際にプレイも可能。1991年、ゲームセンターで一世を風靡した『ストリートファイターⅡ』アーケード筐体をはじめ、Atari 2600やアルカディア(Arcadia)などの貴重な家庭用ゲームハードも自由に遊べる状態で丸テーブルに置かれており、周辺は大いに盛り上がっていました。

1980年に発売された『パックマン』など往年の名作が実際に遊べた

小型携帯型ゲーム機(LSI)のコレクション。増田屋コーポレーションの『侍VS忍者』(1982年発売)などが並ぶ

会場奥側のグッズ販売やレジがあるエリアには『8番出口』『アンリアルライフ』など、令和を代表するインディーゲームを“レトロ風な雰囲気”で遊べる試遊コーナーがありました。空間は昭和なのに、ゲーム画面は令和なので、脳がバグる……。

また、PARCO GAMESが2026年1月29日(木)に発売したばかりの、サバイバルアドベンチャーゲーム『南極計画』も体験できました。

懐かしのシューティングゲーム『タイムクライシス』を、達成電器のプラグ&プレイ式ガンコントローラー「G’AIM’E」(ジーエイム)でプレイ。

30周年を迎える往年のシューティングゲーム『タイムクライシス』のカスタムライセンス版を収録した「G’AIM’E×タイムクライシス」では、懐かしの「遮蔽物に隠れてリロード」も体験できた

渋谷パルコ10階:新作アクションゲームとトークイベントが盛りだくさん。「ROMEO IS A PARCO MAN × SHIBUYA GAMES WEEK」

渋谷パルコの10階では2日間の期間限定で「ROMEO IS A PARCO MAN × SHIBUYA GAMES WEEK」が開催されました。

グラスホッパー・マニファクチュアによる最新アクションゲーム『ROMEO IS A DEAD MAN』(2026年2月11日(水)発売)の試遊コーナーのほか、須田剛一(SUDA51)氏とSWERY氏が登壇するトークイベントもあり、会場には多くのファンが集まっていました。

トークイベント「ゲーム業界よもやま話」には、須田剛一氏とSWERY氏が出演。記事にできないような突っ込んだ裏話もあり、「リップサービス全開」で大いに盛り上がった

グラスホッパー・マニファクチュアCEO 須田剛一(SUDA51)氏

White Owls代表取締役 SWERY(末弘秀孝)氏

須田剛一(SUDA51)氏は、自身が手掛けた最新アクションゲーム『ROMEO IS A DEAD MAN』について、「開発中に2回ほど、大きな軌道修正があった」など、開発秘話を話しました。

また、SWERY氏からは「(ゲーム開発におけるアイデア出しのミーティングでは)どうしても“やりたいこと”よりも“やれること”を話しがちなので、積極的に“やりたいこと”を話すべき」といった発言もありました。

会場では発売前のアクションゲーム『ROMEO IS A DEAD MAN』が試遊できた

同作は、銃火器や近接武器を駆使するウルトラバイオレントSFアクションで、「マルチバースに潜む指名手配犯を追跡していく」というシナリオと世界観が特徴です。

グラスホッパー・マニファクチュアにとって、5年以上ぶりの完全新規IPということで、試遊コーナーには行列ができていました。

渋谷パルコから渋谷ストリームへ

渋谷パルコを後にして、渋谷ストリームに向かいます。移動中、ハチ公前広場にも「SHIBUYA GAMES WEEK 2026」の関連展示として「DIG SHIBUYA」の巨大なオブジェが置かれていました。

渋谷の各所にアートや展示があり、渋谷全体がジャックされているような印象も受けました。

渋谷サクラステージ3階:インディゲーム開発者の“想い”を聞きながら遊べる「エキマエゲームパーク」

渋谷サクラステージ3階のBLOOM GATEでは、2月6日(金)〜8日(日)の週末限定で「エキマエゲームパーク」が開催されました。

渋谷駅新南改札から直結というアクセスの良さもあり、通りがかりに気軽にインディーゲームに触れられる場となっていました。

出展ブース:アソビズム、架け橋ゲームズ、C&Rクリエイティブスタジオ、クレアクラン、GAME CREATOR FINDING

クレアクランのブースでは、2026年1月16日にリリースされたばかり『ガーデンハント』が試遊できました。本作の制作期間は約3年で、「社会人が集まって趣味でゲーム制作をしている」とのこと。

開発者に聞いた「いちおしポイント」は、キャラクターの操作感とのこと。ダッシュ時の「スベーっとした気持ちよさ」は、何パターンも試行錯誤を重ねて辿り着いたポイントだそうです。

クレアクラン制作『ガーデンハント』。「ぬるっと感」のあるモーションが気持ち良い

キーホルダーや缶バッジなどのグッズも大人気で、イベントを開くたびに「新作はまだですか?」と毎回買いにくるファンもいるとのこと。3Dプリンタで制作したフィギュアも売れていた

クリーク・アンド・リバーのゲームスタジオブースでは、『エヴァンゲリオン』のアレンジデザインなどを手掛けてきた人気造形作家Yoshi.氏が初めてゲームに関わった作品として、IZON. 第1節 封厄ノ塔』が展示されていました。

キャラクターデザインはYoshi.氏の原画を使用し、シナリオはC&Rクリエイティブスタジオが担当。Yoshi.氏の「うねるような有機的な造形美」と作品の世界観を取り入れてゲーム化したアクションアドベンチャーです。

アソビズムからは『Vivid World / ビビッドワールド』を紹介。魅力的なキャラクターと世界観から、「アニメ化してほしいインディゲームランキング supported by BitSummit」にノミネートされています。

『ShapeHero Factory』『Vivid World』『Live Hard, Die Hard』の3作品を展示

海外インディーゲームの日本市場向けローカライズやリリース支援を行っている架け橋ゲームズは、2026年発売予定のムーミントロール:冬のぬくもり』『Serial World / シリアルワールド』を展示。

東急不動産とSkeleton Crew Studioが渋谷サクラステージ「404 Not Found」を拠点に展開するインディーゲームクリエイター支援プロジェクトGAME CREATOR FINDINGでは、ぎるぐる GiLGuL』『Twin Soul』『Fantasketch』が出展されていました。

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GAME CREATOR FINDINGは制作資金の提供やコミュニティ形成を通じて、「世界で注目される渋谷発の作品」の創出を目指しているとのこと

常設店も「SHIBUYA GAMES WEEK 2026」のスタンプラリーのスポットに

渋谷サクラステージ4階にあるのが「404 Not Found」。こちら自体は常設の施設ですが、SHIBUYA GAMES WEEK開催初日にはオープニングトークとして『428 〜封鎖された渋谷で〜』や『シブヤスクランブルストーリーズ』を手掛けるイシイジロウ氏、元SIEでインディーデベロッパーを多く発掘してきた吉田修平氏などがインディーゲームの最前線と未来を語るトークセッションが行われていました。

また、開催期間中は「404 ゲームセンター」として、日本最大級のインディーゲームフェス「BitSummit」と連携したイベントを開催しています。

会場では、昨年開催された「BitSummit the 13th」の受賞作品が展示されていました。大賞を受賞した『Ratatan』をはじめ、ゲームデザイン賞、ビジュアルデザイン賞、オーディオデザイン賞など、7タイトルが体験できました。

同じ渋谷サクラステージ内の施設としては、3階の「高田村交易所」や「SQUARE ENIX GARDEN」も「SHIBUYA GAMES WEEK 2026」に参加しており、それぞれスタンプラリーのスポットになっていました。

「SQUARE ENIX GARDEN」などの渋谷のゲームショップもスタンプラリーのスポットに

渋谷道玄坂にあるデジタルものづくりカフェ「FabCafe Tokyo」

今回はしっかりと紹介できませんでしたが、渋谷駅からやや離れたカフェなども舞台になっていたので、普段は立ち寄らないお店に出会える機会にもなりました。道玄坂のカフェ「FabCafe Tokyo」の担当者にもイベントの感想を尋ねましたが、「渋谷全体を使ったイベントは珍しいので、またやってほしい!」と好評でした。

ゲーム『幽限会社わらし不動産』を用いた「架空の不動産屋」

28か所のエリアがあり、とても1日では回りきれず……

今回は、渋谷の街で行われた都市型ゲームフェス「SHIBUYA GAMES WEEK」の様子をお届けしました。

「ゲームを知る」のは勿論のこと、ゲームを通じて渋谷の街を「新たな視点」で歩けるイベントになっていて、とても新鮮な体験でした。

SHIBUYA GAMES WEEK 2026 特設サイト
小川翔太

1987年生まれ。会社経営者。大学時代はFPSにハマって留年。
「キャリアコンサルタント」から「飲食メディア編集長」を経て、eスポーツ業界へ。
7年間のeスポーツ取材の経験をもとに、eスポーツ専門の編集プロダクション兼、取材代行会社を設立。

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