この記事の3行まとめ
- ソニーがPlayStation.Blogにて「『Ghost of Yōtei』開発の舞台裏をSucker Punchが語る!」と題した記事を公開
- 『Ghost of Yōtei』でリアルなフィールドやキャラクターの実在感・没入感を実現した技術を解説
- GPUコンピューティングや独自のレンダリングシステムを用いて大自然のフィールドを実現しているという
ソニーは2025年10月30日(木)、PlayStation公式サイト内のPlayStation.Blogにて、「『Ghost of Yōtei』開発の舞台裏をSucker Punchが語る!」と題した記事を公開しました。
本記事では、PlayStation 5用ゲームソフト『Ghost of Yōtei』で活用された技術や実装の工夫点について、開発元のSucker Punch Productionsが解説しています。
『Ghost of Yōtei』の開発を支えた技術をご紹介!
雲や霧、雪の物理表現から草花の切断まで──。Sucker Punchが蝦夷地に命を吹き込むために活用した重要な技術を語る!
詳しくはこちら⇒ https://t.co/Ah6gw2KEeb pic.twitter.com/dkvEBRG93J
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) October 30, 2025
『Ghost of Yōtei』では、広大な自然のフィールドを自由に探索するというビジョンを実現するため、草原や地形、山々の遠景といった背景情報を高品質に描き出す必要があったといいます。
記事中では、プロシージャル生成を活用した制作技法を用いたシーンが紹介されており、100万を超える木々、岩、茂みといったジオメトリをGPUコンピューティングを利用して効率的にレンダリングし、フィールドに配置している様子が示されています。
GPUで描画されたジオメトリが配置されていく様子を示したアニメーション(動画は記事本文より引用)
また、本作は作中の舞台となる北海道の雪景色をリアルに表現することを重要視しており、キャラクターの動きに合わせて地形のディテールを変形するシステムを構築しています。
積雪の中をキャラクターが動くたびに、パーティクルやジオメトリを動的にレンダリングしているほか、木々に積もった雪を振り落とすような表現にも同様のシステムが応用されているそうです。
(動画は記事本文より引用)
記事中ではその他にも、キャラクターをよりリアルに感じるために用いられた、キャラクターと環境が相互に影響を受け合うテクスチャの描画手法や、ロード時間の短縮化を実現した最適化の手法など、『Ghost of Yōtei』で取り入れられたゲームの実在感・没入感を高める技術について紹介されています。
キャラクターの動きによって、キャラクターと地形がお互いに影響を与えている(動画は記事本文より引用)
詳細は、ブログ記事本文をご確認ください。
『Ghost of Yōtei』開発の舞台裏をSucker Punchが語る! | PlayStation.Blog 『Ghost of Yōtei』PlayStation公式サイト