この記事の3行まとめ
- 任天堂公式サイトの「開発者に訊きました」コーナーにて、『ドンキーコング バナンザ』の記事が公開
- 本作のコンセプト「破壊」に至った経緯や、実装に用いられた「ボクセル技術」について解説
- アートやサウンドのアイデアをどのように広げていったのかについても語られている
任天堂は2025年7月15日(火)、Nintendo Switch 2(以下、Switch 2)向けソフト『ドンキーコング バナンザ』の開発者にインタビューを行った記事を、同社の公式サイトにて公開しました。
[任天堂HP]「開発者に訊きました:ドンキーコング バナンザ」を公開しました。
新しくなったキャラクターデザインから、なんでも破壊できる遊びづくり、破壊を盛り上げるための世界やサウンドができあがるまでについて、開発者みずからの言葉でお届けします。https://t.co/muiOr3kI9a
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) July 15, 2025
[任天堂HP]「開発者に訊きました:ドンキーコング バナンザ」を公開しました。
新しくなったキャラクターデザインから、なんでも破壊できる遊びづくり、破壊を盛り上げるための世界やサウンドができあがるまでについて、開発者みずからの言葉でお届けします。https://t.co/muiOr3kI9a
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) July 15, 2025
「開発者に訊きました」は、任天堂公式サイトにて不定期に更新されているインタビュー記事のコーナー。同社がリリースするゲームや各種製品の開発者より、ものづくりに対する考えやこだわりが語られています。
このたび公開された記事では、2025年7月17日(木)にリリースされるSwitch 2向け3Dアクションゲーム『ドンキーコング バナンザ』の開発者から5名がインタビューに応じています。
『ドンキーコング バナンザ』紹介映像
記事はCHAPTER1~3の全3章構成。
CHAPTER1では、『ドンキーコング バナンザ』が「破壊」というコンセプトに至るまでの経緯が語られています。
ドンキーコングの魅力である「力強さ」を伝えつつ、「革新的で多彩なアクション」を前面に押し出すことで、「新しさ」と「継続」の両方を大切にしました。その結果、コンセプトには「破壊」を掲げています。
また、ドンキーコングを深く知るためにアーケード版『ドンキーコング』などを手掛けた宮本茂氏に相談したエピソードなども語られました。
CHAPTER2では、「破壊」の要素を実現し、突き詰めるための技術的な工夫を紹介。
ステージに使用された技術として「ボクセル技術」が紹介されました。本作では、ボクセルひとつひとつにマテリアルを付与することで「砂」「土」「岩」「草」などの性質と見た目を設定しています。
リアルな性質を持つ地形を破壊したときの驚きや手ごたえに繋がることが「ボクセル技術」採用の理由であると語っています。
ボクセルの図解。二次元の点ひとつをピクセルと呼ぶのに対し、三次元の立方体ひとつをボクセルと呼ぶ。ゲーム内ではマテリアルの設定によってこのような立方体の見た目はしていないが、内部的にはボクセルを組み立てることでステージを構成している(画像は記事本文より引用)
また、当初はNintendo Switch向けとして開発が進んでいた本作をSwitch 2向けとしたことで発生したメリットについても語られています。
Switch 2を想定した開発環境では、より多くの配置物を置くことができるようになったほか、ボクセル技術を採用するにあたって避けられないメモリ負荷の増加にも対応できるようになったとのこと。
CHAPTER3では、アートやサウンドをどのように掘り下げ、作り込んでいったのかについて語られています。
『ドンキーコング バナンザ』は地下世界を舞台としています。階層ごとにテーマを決め、アクションにもロケーションにもバリエーションが出るようにアートを制作したと語られています。
サウンドでは本作ならではの要素である「バナンザ変身」において曲を切り替えるアイデアをきっかけに、「ポリーン」が登場することになったエピソードも語られました。
本作では相棒キャラとして登場する少女「ポリーン」(画像は記事本文より引用)
インタビュー内容の詳細は、任天堂公式サイトをご確認ください。
「開発者に訊きました : ドンキーコング バナンザ」任天堂公式サイト『ドンキーコング バナンザ』公式サイト