この記事の3行まとめ
2024年11月14日(現地時間)、VFXアーティストのAndreas Weidman氏とSideFXが共同開発した技術デモ「Project Greylight」に関して、HDAファイルによるツールキットやプロジェクトファイルが無料で公開されました。
Get a free #Houdini #Solaris / USD multi-shot lighting toolset – and a course on how to use it. Created by VFX veteran Andreas Weidman, #ProjectGreylight is aimed at students, indie artists, and curious studios – providing a professional #VFX workflow without the requirement of… pic.twitter.com/rSv2RK2f37
— SideFX (@sidefx) November 19, 2024
「Project Greylight」に含まれるツールセットは、Houdini上でUSDを取り扱うためのツール群「Solaris」におけるVFX制作などのワークフローを効率化するために開発されました。
学生やインディーゲーム開発者などを対象に、カスタムされたパイプラインやコンテンツ管理システムを用いずにワークフローを効率化できます。
このたび、SideFXと共同で「Project Greylight」を開発したAndreas氏より、同技術デモのツールセットおよびプロジェクトファイルが公開されました。
Andreas氏のPatreon(※)ページより無料でダウンロード可能。アカウント登録などは不要です。
(※)米国の企業「Patreon」が運営する、クリエイター支援プラットフォーム
「Project Greylight」のツールセットは、Houdini 20/20.5のFX/Core/Apprentice版で使用可能であることが確認されています。動作環境については、 MacOS Sonoma、Windows 10/11、Linux(Rocky 8)で動作テストが完了しています。
なお、Andreas氏は、2024年9月にカナダ・トロントで開催されたイベント「 Houdini HIVE Horizon 2024」内で、同技術デモについて紹介するワークショップを実施しています。
ワークショップのアーカイブ映像が全10本の動画シリーズとして公開中。同技術デモの概説や、SolarisやUSDの基本事項の解説、実践的なプロジェクトの作成手法の紹介などが語られています。
動画はSideFX公式サイト上で視聴できるほか、Houdiniの公式YouTubeチャンネルにて公開されています。
「Project Greylight」の詳細はSideFX公式サイトをご確認ください。
「Project Greylight」SideFX公式サイト