2015年刊行の『ゲームデザイナーのための空間設計』改訂第2版、2025年5月末にボーンデジタルから発売。現実の建築学から魅力的なレベルデザインの原理を学べる

2015年刊行の『ゲームデザイナーのための空間設計』改訂第2版、2025年5月末にボーンデジタルから発売。現実の建築学から魅力的なレベルデザインの原理を学べる

2024.08.21
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この記事の3行まとめ

  • ゲーム制作におけるレベルデザインの解説書籍『An Architectural Approach to Level Design: Second edition』の日本語版が、2025年5月下旬に発売
  • 2015年に発売された書籍をアップデートし、新たなチャプターの追加などを行った改訂版
  • 現実の建築学とゲーム内の空間設計を関連付け、互いの比較などから魅力的なレベルデザインの原理を解説している

ボーンデジタルは、ゲーム制作におけるレベルデザインの原理を解説した書籍『An Architectural Approach to Level Design: Second edition』日本語版を、2025年5月下旬に発売します。

本書籍は、Amazon.co.jpにて予約購入を受け付けています(記事執筆時点)。Amazon.co.jpでの発売予定日は2025年5月29日(木)で、価格は7,700円(税込)です。

『An Architectural Approach to Level Design: Second edition』は、建築学の修士号を持つジョージ・メイソン大学 ゲームデザイン学科 助教授のクリストファー・トッテン(Christopher Totten)氏によって執筆された書籍です。現実の建築における空間設計や歴史をレベルデザインの理論と関連付け、建造物と実際のゲームタイトルを比較しながら分析。これにより、ゲームのレベルデザインに関する技術が得られるようになっています。

本書籍は、2015年5月に発売された『An Architectural Approach to Level Design(日本語名:ゲームデザイナーのための空間設計 歴史的建造物から学ぶレベルデザイン)の改訂版として執筆されています。こちらの書籍は絶版状態が続き、古書でも長期にわたり高額で取引されていました。

記事執筆時点において、翻訳された本書籍の日本語版は仮称の『レベルデザインの教科書 ― An Architectural Approach to Level Design 2nd Edition 日本語版(仮)』として発売の準備が行われています。

英語版の表紙および、内容の紹介欄。日本語版の販売ページにも同様の表紙が使われており、後に差し替えられる予定とのこと(画像は英語版の販売ページより引用)

目次構成は以下の通り。「【NEW】」とついているものは本書籍から追加された新規のチャプターです。既存のチャプターにおいてもさまざまなアップデートが行われているとのこと。

  • Chapter1 建造物からレベルデザインを学ぶ準備
  • Chapter2 レベルデザイナーのための描画テクニック
  • Chapter3 レベルデザインのワークフロー
  • Chapter4 基本的なゲーム空間の種類
  • Chapter5 環境アートによるコミュニケーション
  • Chapter6 危険な建築でエキサイティングなレベルを作る
  • Chapter7 ゲーム空間における報酬
  • Chapter8 レベル1-1 チュートリアルレベル【NEW】
  • Chapter9 ゲーム空間におけるストーリーテリング
  • Chapter10 インタラクティブ空間とワールドデザイン
  • Chapter11 プロシージャルに生成されたレベルを扱う【NEW】
  • Chapter12 プレイヤーの交流を生み出すレベルデザイン
  • Chapter13 レベルデザインにおけるサウンド、音楽、リズム

※ 目次構成は制作中のものであり、一部変更になる可能性もある

詳細は、ボーンデジタルの書籍ページをご確認ください。

『レベルデザインの教科書 ― An Architectural Approach to Level Design 2nd Edition 日本語版(仮)』ボーンデジタル 公式サイト

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