この記事の3行まとめ
Valveは、Steamのゲームプレイ映像を作成・共有するためのシステム「ゲームレコーディング」をベータ版でリリースしたことを発表しました。
Today we’ve launched Steam Game Recording into Beta. This is a new built-in system for creating and sharing your gameplay footage, that works on any game on Steam.
Learn more here: https://t.co/H5z6Reykmx pic.twitter.com/koDAjyUeAe
— Steam (@Steam) June 26, 2024
Today we’ve launched Steam Game Recording into Beta. This is a new built-in system for creating and sharing your gameplay footage, that works on any game on Steam.
Learn more here: https://t.co/H5z6Reykmx pic.twitter.com/koDAjyUeAe
— Steam (@Steam) June 26, 2024
PC版のSteamクライアントでは、設定画面を開き、「インターフェイス」メニュー内の「クライアントベータへの参加」のドロップダウンメニューで「Steam Beta Update」「Steam Families Beta」のいずれかを選択し、Steamクライアントベータに参加することで利用できます。
録画やクリップの作成が可能な「ゲームレコーディング」
ゲームレコーディングは、Steamのゲームプレイを録画できる機能。PCのほか、Steam Deckでも利用可能です。さらに、ゲームがSteamオーバーレイの実行を許可していれば,Steamタイトルでなくても利用できます。
ホットキーにより録画を手動で開始/停止するオンデマンド録画のほか、ゲームのプレイ開始から自動で録画を開始するバックグラウンド録画にも対応しています。
バックグラウンド録画では、使用するハードドライブや、容量の上限を設定可能。設定した上限を超えた場合、古いデータが随時上書きされます。
録画された映像は、Steamの「表示」メニューに追加された「録画とスクリーンショット」より確認できます。
録画中は「Steamタイムライン」が表示されます。 タイムラインに対応したゲームでは、注目のゲームイベントが発生するとイベントマーカーが生成されます。
ベータ版の開始時点では、『Dota 2』および『Counter Strike 2』 にイベントマーカーが実装されています。
また、録画から任意の箇所を切り取って動画を作るクリップ機能も搭載。イベントマーカーのアイコンをクリックすると、重要なシーンのクリップも手軽に作成できます。
クリップはローカルへのエクスポートや、共有用のURLの作成などもサポートしています。
Steamworks SDKも更新。ゲームレコーディング用APIの使い方も紹介
開発者向けの「Steamworks SDK」もv1.60に更新され、ゲームレコーディング機能に対応。
また、映像のタイムラインに情報を追加するためのAPI「Steam Timelines」のドキュメントが公開されています。
ドキュメントでは、本機能の概要やデフォルトで用意されたマーカーの説明のほか、YouTubeでのチュートリアル動画も公開しています。
チュートリアル動画では、アクションホラーゲーム『Left 4 Dead』をサンプルとして、ゲームのラウンド中とそれ以外でのタイムラインの色分けや、回復アイテムを使用したシーンのマーカー表示・イベント情報の説明といった内容を実装しています。
また、動画内で使用されたサンプルコードも、ドキュメント内にて確認可能です。
詳細は、「ゲームレコーディング」紹介ページならびにドキュメントをご確認ください。
「ゲームレコーディング」紹介ページSteamworks ドキュメンテーション「Steam Timelines」