Adobe、「Substance 3D Connector」をオープンソースとして公開。Blender・Maya・3ds MaxやUE5・Unityなどの間でのアセット共有を目指す

Adobe、「Substance 3D Connector」をオープンソースとして公開。Blender・Maya・3ds MaxやUE5・Unityなどの間でのアセット共有を目指す

2024.04.08
ニュース3DCGBlenderMayaUnityアンリアルエンジン
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Adobeは異なる3Dソフトウェア間でアセットを共有できるフレームワーク「Substance 3D Connector」をオープンソースで公開
  • Blender、Maya、3ds MaxやUE5、Unityなどの間でアセット共有できるようにすることで、開発作業の効率化を目指す
  • 今回のフレームワークの公開により、ユーザーからのフィードバックや開発参加を呼び掛けている

Adobeは、異なる3Dソフトウェア間でアセットの共有を可能にするフレームワーク「Substance 3D Connector」をGitHubに公開したことを「Adobe Blog」で発表しました。

(画像はAdobe Blogより引用)

Substance 3D Connector」はAdobe Substance 3Dのプラグインで、複数のソフトウェア間でアセットを共有できるオープンソースのフレームワークです。ソースコードはApache License 2.0で提供されています。

本プラグインの狙いは、Blender、Maya、3ds MaxやUE5、Unityといった異なるパッケージやプラットフォーム間で、3Dジオメトリやマテリアルなどのアセットを相互に送信できるようにすることです。このプロセスを合理化し、データのインポートやエクスポートにかかる時間を削減することで、開発者はより自分の仕事に集中できるようになると述べています。

2023年9月の「Substance 3D Livestream 2023」のライブ配信では「Substance 3D Connector」が開発中であることが発表されていた

さらに、異なるツール間で行われた操作をリアルタイムで同期し、変更点を即座に反映させる機能の実装も予定されています。

Adobeは今回の「Substance 3D Connector」の公開を通じて、ユーザーの「Substance 3D Connector」の試用のフィードバックと、開発への参加を呼び掛けています。

詳細はAdobe BlogGitHubページをご確認ください。

「Substance 3D Connector: Bridging Tools in 3D Workflows」Adobe Blog「Substance 3D Connector」GitHubページ

関連記事

「Unity 6.2 Beta」リリース。従来のAIツール「Unity Muse/Sentis」は廃止され、新機能「Unity AI」に置き換わる
2025.05.16
アニメ調3Dキャラモデルの顔を破綻なく仕上げるノウハウとは。『GUILTY GEAR Xrd』シリーズのモデリング技法、アークシステムワークスが動画で解説
2025.05.15
リグ・CG専門スタジオのBACKBONE、Blenderにおけるリギングの基礎となるArmatureとBoneの解説記事を公開。Mayaとの違いや相当する機能にも言及
2025.05.15
Unreal Engine 5.6 Previewがリリース。レベルのストリーミング処理が高速化したほか、モーフターゲットをエディタ上で作成・編集する実験的機能が追加
2025.05.14
オーバードローによるGPU負荷を「縮小バッファ」で軽減。サイバーエージェント、「シェーダー最適化入門」最新記事を公開
2025.05.13
『モンハンワイルズ』の3Dレンダリング技術や、Ubisoftの内製エンジン「Anvil」も解説。無料オンラインカンファレンス「REAC 2025」、6/11(水)~12(木)開催
2025.05.12

注目記事ランキング

2025.05.10 - 2025.05.17
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ラグドール(Rag Doll)
ラグドール ぬいぐるみを意味する英語。 ゲームにおける、キャラクターの全身が脱力したかのような挙動を行う物理シミュレーション。ラグドール物理。 例えば、上空からの落下やキャラクターが死亡した際に用いられる。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!