この記事の3行まとめ
2023年11月2日(現地時間)、Gaijin Entertainmentは内製ゲームエンジン「Dagor Engine」を、オープンソースとしてGitHub上に公開したことを発表しました。
Dagor Engine gone Open Source. Stay tuned for a major announcement later this November!https://t.co/2PUCJchwXd pic.twitter.com/XNMl8cB5TD
— Gaijin Entertainment (@GaijinEnt) November 2, 2023
Dagor Engine gone Open Source. Stay tuned for a major announcement later this November!https://t.co/2PUCJchwXd pic.twitter.com/XNMl8cB5TD
— Gaijin Entertainment (@GaijinEnt) November 2, 2023
Gaijin Entertainmentはハンガリーに本社を構えるゲーム開発会社で、MMOミリタリーシム『War Thunder』などを開発しています。
Dagor EngineはGaijin Entertainmentの内製エンジンで、リアルタイム物理エンジンミドルウェア「PhysX」などが組み込まれています。
(Dagor Engineは2022年にバージョン6.5へアップデートされた。左は6.5、右は以前のバージョンのもの。画像は『War Thunder』開発者ブログより引用)
公開されたDagor Engineのソースコードは、GitHubにてサンプルとともにダウンロード可能です。BSD-3 Clauseライセンスのオープンソースとして提供されており、商用利用も許可されています。
対応OSはWindows 10以降で、16GB以上のRAM、200GB以上のHDD/SSDが必要とのこと。なお、今回公開されたDagor Engineのバージョンは明言されていません。
Gaijin Entertainmentにとって内製ツールのオープンソース化はDagor Engineが初めてではなく、スクリプト言語「daScript 」「Quirrel」も同様にオープンソースとして公開しています。
同社のニュースリリースによれば、Dagor Engineのオープンソース化は大きなビジョンの一部であり、11月中にその続報を発表するとのこと。
Dagor Engineの詳細はGitHubページを、今回の発表についてはニュースリリースをご確認ください。
「Dagor Engine」 GitHubDagor Engine gone Open Source